京都市上京区、相国寺北のバカでかい敷地、そのバリケードに『三菱地所』の標識が設置されました。

京都御所北

今出川御門

北を向くと同志社大学の赤レンガ。

相国寺 総門

相国寺は臨済宗相国寺派大本山。足利義満が創建を発願、1392年(明徳3)に完成

素晴らしい景色です。

京都は日常生活の動線に寺社仏閣が入っています。

例えば東から烏丸通にリャリで抜けるのも

梅が咲く相国寺内を突き抜けます。

その相国寺の壁づたいに北へ上がると

バカでかいバリケードが現れます。

御所周辺に大きな土地なんてまずないのですが、なかなか出会えない敷地です。新築分譲マンションでこんなバリケードは市内ではまずありません。

標識が見えました。

三菱地所によるホテル計画


(開発事業の概要)
・京都市上京区相国寺門前町709番1,2
・土地の面積/12,216. 25 ㎡
・主な用途/ホテル
・工事の種別/新築
・階数/地上3階地下1階
・建築物の高さ/約12m
・建蔽率/ 約56%
・容積率/約170 %
・建築面積/約6,750 ㎡
・延べ面積/約20,800 ㎡
・開発事業者/ 三菱地所株式会社

北東角から見るとさらにそのバカでかさが分かります。

北側の道路になります。

このバカでかい敷地は元々は学校でした。Wikipediaで調べると

2006年度まで京都成安高等学校、京都成安中学校という名称で学校法人京都成安学園が運営していた。2007年度より学校法人京都産業大学に移管し、京都産業大学附属中学校・高等学校へと校名を変更。高等学校はコース制を取っている。中学校にはコース制は無いが、高校より進学コース・特進コースに分かれる。校章はサギタリウス(射手座)がモチーフ。校歌は京都産業大学学歌と同じである。制服は男女ともブレザー[1]。中学校・高校での違いはネクタイ・リボンの柄のみ。中学校は青で、縞模様。高校は紺色。

周辺一帯は相国寺所有の土地なのか普通借地権分譲を見かけます。

土地約47坪で権利金が3180万円、毎月の地代が49787円※当初1年は1万円減額。

高いのか安いのかよくわかりません。

北西側に回ると相国寺の石柱と隣接しています。北門です。

この通りを抜けて行くと

素晴らしい景色が至る所に。

たまらん景色です。ホテルを計画したくなるのもわかります。

東西へ伸びる道。

三菱地所のホテル計画地は烏丸通から見ると烏丸中学の東に位置します。

ホテル計画地の北には『応仁の乱勃発地』の上御霊神社があります。

京都エリアでの三菱地所と言えば

ホテル事業を邁進しています。

烏丸御池の東

ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都

2022年4月1日開業予定です。

6 COMMENTS

田浦

コメント失礼します。

二条公園の北側に、白い囲いに覆われた敷地がありますが、何になるかご存知でしょうか。

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kashweregreen

過日から楽しく拝読させて頂いております!コロナ云々は脇に置いても日本の場合、海外の投資家からすると集客が見込める不動産価格が割安に感じるというのが最大の要因だと思います。
東京は確かにいちばんの日本での集客力ですけれど、高さ規制もなく且つ以前ほどにオフィス需要は見こめないので頭打ちで日本の都市で集客力があり世界的にもネームバリューがあり高さ制限のある京都は様々な意味で魅力的な投資先ということになるかと思います。
外資のみならず日本資本の三井不動産や三菱地所が激戦区に力を入れていることもその証左ですね。
2年後には帝国ホテルやリージェントも開業するので、お手並み拝見(笑)と思います。
二条城の北の土地はシャングリ・ラでしたか?このエリアも注目ですよね。
駄文、失礼致しました。

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kyoto1192.com

コメント有難うございます。

お詳しいですね、帝国ホテルは花見小路からどんな風に見えるか楽しみです。二条城北はシャングリ・ラで正解です。
京都駅前の複合商業ビルに建て替えられる「京都中央郵便局」は上階に高級ホテルを誘致しようとしていますね。

フォーシーズンズホテル京都の建築標識の記載された事業主はアジアのどこぞの会社名でしたり
最近の標識には特定目的会社の文字をよく見かけます。
ホテルも一つの投資商品なんだなぁ、と実感しております。

海外のお店がアジア初出店や日本初出店として選ぶエリアが『京都』である場合がコロナ前から増えてきましたが、京都は勝算が見込めるのでしょうね。早々撤退する会社・お店もありますが、京都にお店を出すステータス的な、また別の満足感もありそうに思います。

まだまだ高級ホテルが京都で出店地をさがしていると聞きます。
情報ありましたら宜しくお願いします。

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匿名さん

すいません、先程のコメント所々絵文字が消えています。
拍手、笑顔、?顔 場所は察してください。

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匿名さん

今朝の「Re-urbanization –再都市化-について」さんのブログで、Rosewoodが2025年度内進出と書かれています。皆様の情報網に改めて

コロナ禍前と少し違うホテルの進出ラッシュまだまだ続くのでしょうか?

妄想と希望を込めて
元京都市立新道(しんみち)小学校跡地活用計画/宮川町歌舞練場 →1️⃣Mandarin Oriental 2️⃣Kimpton 3️⃣Waldorf Astoria

東山七条・日本赤十字社 京都府支部→Andaz

M Galleryそれぞれが、BanyanTreeブランドにリブランドされて18日に再オープンするみたいです。

2024年以降凄い事になりそうですね。

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kyoto1192.com

匿名様

コメントありがとうございます。

コロナ禍前は素人が宿泊事業に多数参入しました。
しかし現在素人物件が大量に市場に売りにだされています。

カプセルホテルは絶滅しました、素泊まりだけの宿泊主体型ホテル、二束三文だったが化けた京町家一棟もの。

アフターコロナの世界はコロナ禍前とは違い集客力あるプロフェッショナル(高級で客単価の高い)なホテルが、ユーザーもプレーヤーもより求めるようになると思われます。

京都は歴史があるのでラグジュアリーホテルとの相性がよく、進出しやすいと思われます。
そんな土地がどこにあるのかという問題がありますが。

JR京都駅前の郵便局も建て替えられ上層階に高級ホテルを誘致しようという話があります。

ブルガリはコロナ前、京都でホテル用地を探しておりましたがその後どうなったのでしょう?

kyoto1192

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