京都新聞2022.7.26記事
ルビノ堀川 来春営業終了
宿泊施設急増やコロナ影響

公立学校共済組合京都支部が運営するホテルルビノ京都堀川(京都市上京区)が、来年3月末で営業を終了することが25日わかった。市内では近年、宿泊施設の開業ラッシュによる競争の激化を受け、公務員の共済組合が運営するホテルは休業や閉館が相次ぐ。
2017年以降は利用者が減少した。コロナ禍の20年度は13万人前後まで落ち込み、同年度の営業赤字はここ10年で最大の1億9000万円に上ったという。
担当者は「築50年を迎えて施設や設備の老朽化が進み、将来的な改修に費用がかかる。手持ちの資金も少なく、営業継続は難しい」と説明する。
営業終了後の土地建物の取り扱いは未定で、今後職員35人の再就職を支援していくという。
市が公表している旅館業法に基づく「許可施設数の推移」によると、市内のホテルと旅館、簡易宿所の総客室数は14年度で約2万9000室だったが、21年度には2倍の約5万8000室まで急増した。
ルビノ京都堀川
東堀川通に位置する『ルビノ京都堀川』。

京都御苑の西、堀川通の東側です。いわゆる『御所西エリア』になります。

堀川通と東堀川通間には整備された『堀川』が流れています。

今年は京の七夕は行われるのでしょうか?

堀川通の西側を見れば堀川商店街と堀川団地が見えます。

堀川商店街は近年、大垣書店ができたり

堀川新文化ビルヂング

新しいお店ができたり、DJ入れての音楽のイベントやったり、かなり音量デカめで。

ポテンシャルが非常に高い商店街です。

そんな街としては期待感のあるエリアでした。
『ルビノ京都堀川』を正面から。

老朽化を感じさせる外観です。

旧油小路三井家跡


跡地はどうなるのでしょう?

エントランス前に天使がいました。

どうしても一昔前の雰囲気がありました。私が知っている20年前から。

とはいえ、団体の修学旅行生や大人数の集まりにニーズはあったと思われます。

しかし、民間ならとっくの昔に撤退していたのかもしれませんね。
『ルビノ京都堀川のウェディング131万円』という文字が見えました。

東側の油小路通側に回ると駐車場が見えました。

続いて烏丸通に向かいます。
ザ・パレスサイドホテル 跡地/新都市企画
蛤御門からの京都御苑。

今年8/16『五山の送り火』の盛り上がりはどうでしょうか?

昨年の「大文字」は点でした。

京都御苑の西側を縦に通る『烏丸通』。アグネス教会がある「下立売通」との交差点。

『烏丸下立売』の交差点の北

バリケードに囲われた建物は

ザ・パレスサイドホテル
コロナ禍2020年5月の休館からそのまま閉業となりました。

地図ではこちらです。

経営破綻ではなく、先行きの見通しが立たないことからの判断でした。 現在解体中です。

烏丸通面、京都御苑目の前、『御所かぶりつき』といってもよいのではないでしょうか?

烏丸通面す、御所西エリアになります。

「管理地」看板には『新都市企画』の名前が。

【注文者の氏名】欄に名前があるので『所有者』と思われます。

奇跡の『御所かぶりつき』の新築分譲マンションとなるでしょうか?

そこから烏丸通を北へ
閉業した京都平安ホテル
中立売御門

『大文字山』がちょうど門の真東に見えます。

その少し南に

2022年6月末に閉業した「京都平安ホテル」

烏丸通沿いにある『KBS京都』の北側です。

地図で見るとこちらです。

運営する地方職員共済組合京都府支部によると、コロナ禍で利用者が減り、資金繰りに行き詰まる見通しとなったという事でした。

『京都御所かぶりつき』の立地です。

跡地はどうなるのでしょう???

「ホテル営業休止のお知らせ」が掲示されています。

続報をお待ちください。

そして南に下がり
ホテルセントノーム京都 跡地/東急リバブル
京都駅南八条口側、八条通。
近年ホテルの開業が相次ぎホテルストリートとなった八条通です。

八条通の南側にバリケード。京都府市町村職員共済組合が運営していた「ホテルセントノーム京都」跡地です。2021年9月に閉業となりました。

京都駅まで徒歩4分(約250m)の立地です。

HISのホテル・コスモスイニシアのホテルが建ち並んでいます。

「管理物件/東急リバブル」看板が設置されています。
先程の「新都市企画」のように所有者は「東急リバブル」なのでしょうか?

2021年12月16日に一般競争入札されました。
宿泊施設「ホテルセントノーム京都」の不動産譲渡に際し、下記のとおり不動産
売却業務委託契約に係る一般競争入札を行うので公告する。京都府市町村職員共済組合公報https://www.kyoto-kyosai.jp/pop/fget203
セントノーム京都のアルファベットが見えます。

東隣にはダイワロイネットホテル京都グランデ!!
フラッグシップホテルとしてかなり気合を入れての2019年6月開業でした。プレスリリースを見るとその気合が伺えます。みんな2020東京オリンピックに向けて迷いなく進んでいた頃でした。

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部外者のスルーされて当然のくだらないコメントに
お返事ありがとうございました。今回も読んでいただけたら幸いです。セントノーム、改装して再出発されることを祈っています。
別に私、ホテルマニアでもなく両ホテルの関係者や元従業員の方を知っていたわけでもありません。ただ何十年もあった物が跡形もなくなって別物になってしまう、それに郷愁を感じるというか。
コープイン京都、もう解体が始まっているようですがすぐに買い手は見つからないですよね。相当以前から撤退要件に入っていてリノベーションしたものの、経営陣の撤退派がコロナで強くなったんですかね。コロナで苦境のホテルはいくらでもあると思いますよ。
せっかくリノベーションしたのだから、もう少し頑張ってみるかという気にならなかったのが部外者にはすごく不思議でした。ホテルの方はロビーしか知りませんが、広くて
きれいに掃除もされていたのに。従業員の方たちには廃業は青天の霹靂だったと思います。
現場の方たちがいくら頑張っておられても、経営陣の決めたことはどうしようもないです。両ホテルの元従業員の方たちにこれからいいことがありますようにと思っています。
コメントありがとうございます。
紅葉観光シーズンもあって京都のホテルの稼働率はかなり良くなっているようです。
しかし、コロナ禍で人員を削減したところもあり、かなり手が回らない宿泊施設あ多いようです。
ハードワークを強いられている従業員の方も多いのではないでしょうか。休業のままの宿泊施設もあります。
人件費、さまざまな運営コスト、再コロナ襲来を考えると、コロナ前の「宿泊バブルお祭り騒ぎ」とはちょっと様相が変わってきている印象です。
始めましての者が7月の記事に申し訳ないです。
セントノーム京都の跡地をJR東海の子会社が取得したらしいですが、続けてホテルを営業ということはあり得ないでしょうか。高級和食店もあったようでウエディングも
されていたようですし。
ホテルは儲からないと聞きましたが、人件費や経費など
出ていくお金も大きいだろうと素人でも思います。
共済組合関係だと昔なら経営は安定していたんでしょうか。今はいくらでもホテルを選べる時代ですしね。
大阪の廃業ホテル跡はほとんどがマンションになっていますが、京都でもそのようになる時代ですかね。
錦市場近くの「コープイン京都」も廃業されましたが、
そこもマンションになりますか?
泊まったこともなく、ただレストランを利用しただけの者が言う資格もありませんが、数年前に浴室などをリノベーションしたばかりの廃業、経営陣は何を考えているのかと
思いました。
コメントありがとうございます。
セントノーム京都の跡地はホテルかと予想しています。
「コープイン京都」はマンションの可能性が高いです。