JR京都駅周辺エリアの再開発。次は、誰に、どんな、チャンスがやって来るのでしょうか?

まずは予習として地図で京都駅からの位置確認!!

西本願寺前、植柳小学校跡地に外資系高級ホテル『デュシタニ京都』

西本願寺

超オリエンタルな正面通。

植柳小学校跡地は

タイ・バンコクに拠点を置く大手ホテルグループ、デュシット インターナショナルが展開するラグジュアリーホテルブランド「デュシタニ」の日本初進出地となります。

・所在地/京都府京都市下京区西洞院通花屋町下る西洞院町 466 他
・敷地面積 4,701 ㎡
・延床面積 17,600 ㎡(予定)
・構造規模/鉄骨造および鉄筋コンクリート造(予定)地下 2 階地上 4 階建(予定)
・客室数/約150室
・主用途/ホテル・レストラン・スパ・ファンクションルーム・地域施設等(予定)
・開業時期 2023 年秋(予定)

■「Dusit International(デュシットインターナショナル)」について


〇デュシットインターナショナルは、1948 年設立されたタイ証券取引所に上場している大手ホスピタリティグループです。 ホテル・リゾートとホスピタリティ教育という 2 つのビジネス分野を中心に、過去 4年間で事業を拡大し、現在では食品、不動産開発、ホスピタリティ関連サービスなど 5 つの事業を展開しています。


〇現在、ホテル・リゾートの分野では、世界 14 か国において 6 つのブランドで 339 のホテル、リゾート、
高級ヴィラを展開
しており、ホスピタリティ教育の分野ではタイとフィリピンに 2 つの主要なホスピタリティカレッジを運営しています。


〇日本では既に、アジアで高級バケーションレンタルを提供する大手のエリートヘブンズを通して進出しており、ニセコのスキーリゾートの別荘を運営しています。

https://www.yasuda-re.co.jp/news/pdf/20201102.pdf

殺風景だった西洞院通側。

西洞院通側がこんな景色になるようです。

デュシタニ京都外観イメージ (安田不動産HPより)

ちなみに、デュシット インターナショナルは主に若い世代をターゲットにした新ブランド「ASAI HOTELS(アサイ ホテル)」も京都に建設する計画を進めているという事ですが、まだ計画地は発見できていません。

デュシタニ京都から約850m(徒歩約11分)で京都駅に

京都駅前、京都中央郵便局が高さ60mのオフィス&ホテルの複合ビルに

京都駅前、31mの高さ規制のエリアに

高さ131mの京都タワーと高さ60mの京都駅ビル。

最初の「景観論争」となった京都タワー(1964年開業)。建築物でなく『工作物』として高さ規制をくぐり抜けました。現在の工作物の規制ではこのエリアなら15m以下の京都タワーしか建てられません。

京都駅ビルも高さ規制の2倍という事で「景観論争」を巻き起こしましたが、京都市は良好な市街地環境の形成に役立つ場合に認められる都市計画法の特例「特定街区」として容認しました。

京都中央郵便局は地下1階、地上6階建、高さ約40m。1961年完成で老朽化が進み下層階は配送車の発着や作業に使うため通常の建物より天井が高く、事務所や商業施設などへの転用が難しいため建て替えとなります。計画するのは日本郵便京都駅ビル開発。「京都中央郵便局」と隣接の「立体駐車場」を一体開発し地上14階、地下4階の高層複合ビルを予定しており1〜2階は商業施設、3〜10階はオフィス、11階以上はホテルになります。

奥にはビッグカメラが見えます。

目の前はJR京都伊勢丹

京都中央郵便局新ビルと京都駅前地下街ポルタとを地下通路でつなぐ計画があるとの事です。

長年塩漬けされていた(元)武富士の土地/京都駅北東部のパーキングは?

京都タワーをすぐそばで望む一等地、長年開発されずにいた『京都駅北東部エリアのパーキング』。開発に動き出したのはインバウンドで京都が燃え盛る2017年。

2017.11.7 京都新聞記事

未開発地にホテル
京都駅北、500室の大型
バブル崩壊で停滞、活用へ

建設予定地を含む一帯は1980年代後半に地上げが活性化したが、バブル崩壊で本格的に開発されておらず、長らく動向が注目されてきた。近年の地価高騰や訪日外国人の増加に伴う宿泊需要の高まりを受け、一部が活用に、向けて動きだした。

関係者や土地登記によると、ホテル計画地は経営破綻した消費者金融大手「武富士」がかつて所有していたが、バブル経済の崩壊で地価が下落。未開発のまま別会社に売却後、今年8月には外資系の信託会社名で信託登記されていた。計画地の西隣で大型駐車場が営業している敷地も武富士の旧所有地で、市内の不動産業者は「バブル経済崩壊で開発が止まっていた土地が、近年の京都の地価高騰やホテルの進出で片付き始めた。今後が注目される」と話している。

※関連記事 http://kyoto1192.seesaa.net/article/454718575.html?1510384606

まず東側のエリアが共立メンテナンスによる『御宿 野乃 京都七条』になりました。

そして、西側のパーキングもホテルになろうとしています。

次のインバウンドで京都駅前はどう変貌を遂げるのでしょう。

ホテル建設地の傍らには

『地面師に気をつけてください。被害にあった方がおられます』

注意喚起の看板。

その下には標識。ALA HOTEL KYOTOが2022年4月1日営業開始予定。

・10階建・387室

崇人地区に移転する京都市立芸術大学移転整備事業

バリケードに覆われた塩小路高倉の京都市立芸術大学移転整備地です。この辺りは京都の学区の一つ「崇仁」というエリアです。

工事が始まる前は屋台街『崇仁新町』が2018.2.1より2年半の期間限定で運営されました。

コロナと共に静かに終わりを向かえたのが残念でした。夜はかなり賑わっていた印象です。

現地撮影2018年8月

崇仁学区の自治連合会理事やまちづくりに関わる大学教授らでつくる一般社団法人「渉成楽市洛座」が運営し、市立大学の学生が、施設のデザインやイベントについて企画実行、広報などを担いました。オープンから当初1日平均で2000~3000人が来場しました。老若男女、ビジネスマン、サラリーマン、若い女子、旅行者、いろんな人々でごった煮状態で、まさにコンセプト通りの展開となりました。

現地撮影2018年8月

それまでは京都駅東といえばラーメン店「第一旭」「新福菜館」ぐらいしかメジャーなスポットがありませんでしたので『崇仁新町』のインパクトはかなりありました。この辺りは「たかばし」と呼ばれています。大学が開校したらただでさえ行列のラーメン店の行列がさら伸びそうです。

京都駅前という好立地ながら京都駅東側の地域では,人口の減少や未利用の空き地が目立つなどの状況が続いていました。現在、市営住宅等の解体工事が完了し街の姿が変わり始めてます。

京都芸大移転により「文化芸術都市・京都」の新たなシンボルゾーン創生を京都市は目指し、移転後は,京都芸大が京都駅東部エリアにおける文化芸術創造の核となり,「文化芸術」と「若者」に重点を置いた取組を推進している東南部エリアのまちづくりとも連携し,文化を基軸としたまちづくりを推進します。

移転後は教職員と学生、生徒を合わせて京都市立芸術大学の約1,200人京都市立銅駝美術工芸高等学校の約300人が崇仁地区に通うことになります。街のイメージがガラリと変わり、そういった職員・学生向けのお店、不動産活用が行われるようになる事でしょう。

大学移転に伴い若者向け学生向けのお店ができ始めるはずです。もう皆さん動いていそうです。

若者向けのお店が増え、学生向け賃貸マンションが活況になるのでしょうか?

チームラボが京都駅東南部にアートミュージアムやギャラリー開設へ、

京都駅八条口、南側。

京都駅 南側

駅南にあったアバンティ向かいのパチンコ店が無くなりホテルに建て替えられました。

ホテルヴィスキオ京都 by GRANVIA 2019年5月30日開業

八条通はホテルの建設ラッシュとなりました。

ダイワロイネットホテル京都グランデ 2018年6月開業

ホテルが建ち並ぶホテルストリート!!

ダイワロイネットホテル京都テラス八条口東(2019年7月開業)

MIMARU京都STATION(2019年7月開業)

変なホテル京都八条口駅前(2019年3月開業)

ダイワロイネットホテル京都グランデ(2018年6月開業)

続々と開業しました。

その新たなホテル群の間に建っていたホテルセントノーム京都

1995年4月開業のホテルセントノーム京都跡地。運営は京都府市町村職員共済組合で、2021年9月30日閉業しました。施設の老朽化や新型コロナウイルス感染拡大による稼働率の低迷などから閉館。ホテルは70室の客室のほか、レストランや宴会場を備えていました。住所は、京都市南区東九条東山王町

宿泊施設「ホテルセントノーム京都」の不動産譲渡に際し、下記のとおり不動産
売却業務委託契約に係る一般競争入札を行うので公告する。

京都府市町村職員共済組合公報https://www.kyoto-kyosai.jp/pop/fget203

一般競争入札が今年の1月にあったようですが、誰が落札したのでしょうか???

先見の明というビジネスチャンスを掴もうとした『アイリッシュパブ』はコロナが無ければ旅行者でいっぱいだったでしょう。コロナ禍の2020年5月開業。しかし、街はこれからですよ!

河原町八条の東に

南北に更地が現れます。左側(北側)には世界的な現代アート団体「スーパーブルー」の展示施設や地域住民や学生が利用できる市民ギャラリーが、右側(南側)にはチームラボの作品を展示するミュージアムやカフェが計画されています。

2021年6月23日 京都新聞 記事より引用

京都市は22日、京都駅東南部の南区東九条地区にある市有地の活用に関し、クリエーター集団「チームラボ」を代表とする有限責任事業組合と、ミュージアムを含む複合文化施設の整備に向けた協定を締結した。施設は2024年度に完成する予定という。市は、市立芸術大(西京区)の下京区崇仁地域への移転計画に合わせ、近隣にある東九条地区の市有地を活用する事業者を昨年度に公募し、同組合を選んだ。市有地は八条通に近い2区画の市有地計約6600㎡で、貸付料は年4000万円、期間は60年を予定。今回、来春結ぶ正式な契約まで円滑に協議を進めるために協定書を交わした。

クリエーター集団、teamLab / チームラボといえば『下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ』を開催しました。2018年、コロナ禍の今では考えられない密ぶりですが私も参加してきました。

寺社仏閣とアートはよく似合いますね。

現代アート団体、Superblueスーパーブルーとは

Superblueは、米ニューヨークを本拠地とするメガギャラリー「Pace Gallery(ペース・ギャラリー)」のCEO(最高経営責任者)らと、ローレン・パウエル・ジョブズ氏が率いる社会活動団体「Emerson Collective(エマーソン・コレクティブ)」を創立パートナーとして立ち上がった、体験型アートに特化した新事業だ。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00585/062200103/

集客の目玉になるSuperblueの没入型アート体験を、日本で初めて提供します。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00585/032400083/?i_cid=nbpnxt_sied_blogcard

このフェンスの街が

アートな街に生まれ変わります。

イメージ図 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000764.000007339.html

辺りにはフェンスに囲まれた広大な更地が至る所にあります。フェンスの向こう遠くには廃墟のようなスーパーが見えます。

鴨川側にはTHEATRE E9 KYOTO(シアター イーナイン きょうと)。2019年6月に開館し一般社団法人 アーツシード京都が運営している劇場です。

春ともなればTHEATRE E9 KYOTO前の鴨川は見事な桜が咲き誇ります。

映画「パッチギ!」の東山橋が見えます。

河原町通に出ればパチンコ店玉ちゃん

京都駅に物理的に近くて心理的に遠い地でしたが、訪日旅行者のおかげでそのポテンシャルに気づかされました。東九条の不動産価格は瀑上がりしました。

こんなホテルが建設されるとは、少し前までは想像できませんでした。

hotel MONday Premium 京都駅東九条 2020年10月開業

インバウンドの熱波は南下し十条通を越えました。

THE REIGN HOTEL KYOTO 2021年2月開業

京都タワーはすぐそこなのに、近くて遠かった『京都駅東エリア』。

次はどんなチャンスがやって来るのでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください