京都新聞 2022.7.21
京の食文化継承へ進化
京都市中央卸売市場再整備
見学エリア新設、せり体験も
再整備計画地
日本初の卸売市場として知られる京都市中央卸売市場第一市場(下京区)が「京の食文化」の継承、発展を担う新たな拠点として生まれ変わりつつある。新水産棟には、マグロや近海物などの卸売場を見学できる専用通路や市場を紹介する大型スクリーン、せりの擬似体験コーナーなどを新設。新青果棟にも見学エリアや市民らが周遊できる屋外歩行空間をもお受ける予定で、市は「市場の役割や機能を知ってもらい、産地や食材の大切さを学んでほしい」としている。
新水産棟・・・・西側の2階には約1億5000万円かけて通路型の見学エリア(全長約260m)を初めて設ける。同エリアはガラス張りで、1階の活魚と近海物、マグロ、塩干の四つの卸市場を見渡せる。1階の音声が見学エリアに流れる仕組みで臨場感あるせりの様子を体験できるという。
今回のエリアマップです。位置関係を先にご確認ください。
コロナ禍がなければ訪日旅行者で溢れかえっていたかもしれない、JR「梅小路京都西」駅前、七条通。
コロナ禍の2020年7月開業『ホテル エミオン 京都』
中央倉庫の「京都支店梅小路営業所」の敷地面積14,500㎡の東側約4,500㎡に建設され2022年3月オープンした『京都 梅小路 花伝抄』
『ホテル エミオン京都』に入ってみます。
1階です。
1716年創業の老舗和菓子店 京菓子『笹屋伊織』
2階は飲食フロアです。
寿司、天ぷら、鰻、肉。
この『ホテル エミオン京都』の裏に回ります。
『ホテル エミオン京都』は『京都市中央卸売市場』とつながっているのです。
市場直結の通路です。
『京都市中央卸売市場』
少し奥では解体工事が行われています。新水産棟の第二期エリアでしょうか。
インバウンド全盛の2018年、東京『築地市場』はやばいくらい盛り上がっていました。特に人気だったのがマグロオークション(競り)だったようです。
※参照:訪日ラボhttps://honichi.com/news/2018/08/21/tsukijireport/
イメージ写真です。
イメージ写真です。
となると、ここ京都でも「せり場」が盛り上がらないはずはありません。
解体現場のそばに、持ち込み可能なBBQコートがあります。
バーベキューコート339
以前、コロナが収まりかけた頃の日曜日に見た時はすごい人混みでした。
雰囲気あります。
子供たちと母親の団体、若者の団体がバーベキューをしていました。
カフェがあります。
ドライブスルーがあります。
ひとてま朝一
訪日旅行者で溢れる日が来るのでしょうか。
そのバーベキューコートの西隣の古ぼけたビル。
そのビルの1階には
3Dプリンター、レーザーカッター、CNC等のデジタル機器を揃え、誰もがアイデアを形にできる場所です。
制作代行、ものづくりの相談も承っています。
“誰もがアイデアを形にできる” 場所のようです。
近くのビルの1階
スーモじゃ無い方の不動産ポータルを運営する『京都R不動産』
あえてここに事務所を置くのが、普通の不動産会社とは違いますね。
そこから南に行くと、廃倉庫をリノベーションして作られた
モノづくり試作・交流拠点『Umekoji MArKEt』(ウメコウジマーケット)
京都信用金庫(本店:京都市下京区、理事長:榊田 隆之)は、当金庫が出資する株式会社梅小路まちづくりラボ(京都市下京区、代表取締役社長:藤崎 壮滋 以下、「ラボ」といいます。)により、梅小路京都西駅エリアにモノづくり試作・交流拠点「Umekoji MArKEt」(ウメコウジマーケット)を2022年5月17日に開業する。
https://akiyarenova.news/archives/8947
同施設2階に「QUESTION 梅小路」も開設し、モノづくり関係者、アーティストや社会起業家など多様な人材の交流と発信の拠点となるコミュニティサロンを運営する。
2022年5月に開業しました。クリエィティブタウンを目指すエリアのランドマークです。
【1階】AM Lab & Fab KYOTO(by DMG森精機 株式会社)
最先端の金属3Dプリンターを設置し、DMG森精機のオペレーターが常駐。来年には5軸制御マシニングセンタが設置される予定です。【2階】QUESTION 梅小路(by 京都信用金庫)
京都信用金庫のスタッフが「コミュニティマネージャー」として常駐し、モノづくり関係者、アーティストや社会起業家など多様な人々をつなげる交流・発信の拠点です。【3階】シェアオフィス
試作のプロフェッショナル集団・一般社団法人京都試作ネットや、日米に拠点を持ちハードウェアと製造業テックに特化したベンチャーキャピタルの株式会社Monozukuri Ventures、地域文化を軸とした交流・教育・価値創造事業を手掛け、DESIGN WEEK KYOTOの企画・運営も担うCOS KYOTO株式会社など多様な企業が入居します。また3階の一角はコワーキングオフィスとして貸し出されます。
そして、この街を象徴するかのような『河岸ホテル』
野菜卸の女子寮兼倉庫をリノベーションしたアートホテル&ホステルです。
『KAGAN FOOD STUDIO』のカフェではかき氷やカレーが食べれます。
七本松通にでれば、不動の『味の名門 総本家』。
通りを挟んで西側にはホテル計画地(宿泊施設の標識が設置されていた)だった土地は積水ハウスの「管理地」看板が設置されています。
ホテルではなく賃貸マンションとしての土地活用「シャーメゾン」を勧めているような看板です。
その北、七本松通の西側に建設されたホテルは賃貸マンションとなりました。元から賃貸マンション風でしたが。。インバウンドはどこもかしこもホテル立地にさせました。
さらに北、七本松通沿い西側、睦備建設による『パデシオン京都七条ミッドパーク』2017年建築の187戸。街中から外れていて殺伐とした雰囲気も感じてしまうエリアでしたが瞬く間に完売となり、現在中古物件は値上がりしているのではないでしょうか?南向き70㎡3LDKなら4000万円台後半ぐらいで出ていますね。1階の医療系のテナントがびっしり入っているあたりが非常に優秀です。
さらに北には、
イノベーションが生まれる街『京都リサーチパーク』
五条通沿いには新たなオフィス棟『KRP10号館』が新築されました。2021年4月開業です。(写真手前です)
この五条通は丹波口駅より西側の五条通沿いの容積率の規制が緩和されると言われています。
※参照記事
五条通に接する『京都市中央卸売市場』はどう影響を受けるでしょうか?
賑わいが生まれるでしょうか?
何とも侘び寂びを感じさせてくれる『JR丹波口駅』
その東側、五条通沿い北側にあった『びっくりドンキー跡地』
更地のバリケードに『京阪電鉄不動産』の名前が以前は見えましたが今はありません。マンションかホテルかそれとも・・・
続報をご期待ください。
スーパーマツモトの南側です。新築分譲マンションならスーパー・駅に近くて最強です。
七条通に戻ります。
JR「梅小路京都西」駅から東へ徒歩2分、七条通沿い南側の
『エスリード京都梅小路公園前/エスリード』
坪単価@250万円、圧倒的な速さで完売しました。中心部を購入できないユーザーがかなり流れてきました。
JR『梅小路京都西』駅から2分の立地の資産価値と、街の期待感が相当あったと思います。
KYOCA京果会館がどう変貌していくか楽しみです。
駅前に建つ
『ザ ロイヤルパークホテル 京都梅小路』2021年3月開業でした。
ホテル前のスターバックスコーヒー ビバスクエア京都梅小路公園店は2020年7月オープンでした。
ホテル前のプール、向こうに『エスリード京都梅小路公園』が見えます。
その東には2020年10月開業
『Umekoji Potel KYOTO(梅小路ポテル)』
七条通のかしわ店、胡蝶蘭
七条通の未来はいかに?
最後に閉鎖したファーストキャビン跡地がどうなったのか、見に行きました。
『ファーストキャビンST.京都梅小路 』
住宅街の中のこの立地は驚きました。2020年3月末に閉業しました。
何ら動きはありません。
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