東京23区の新築マンション平均価格は1億超え。車を買い替えるように家を所有できる安く手軽な3Dプリンター住宅。洛西ニュータウンが規制緩和で再生計画!

高騰するマンション価格、それでも完売してしまう京都のポテンシャル!

「東京オリンピックが終われば不動産は大暴落する」誰もがそんな言葉を口にしていました。

しかしオリンピックが終わっても不動産価格は下落するどころか、さらに加熱しています。もちろん、ここ京都でも。

俺たちのマンション価格は上がるよ、どこまでも・・・。

京都新聞2023.7.21

近畿マンション 31年ぶりの高値
1〜6月の平均4774万円

不動産経済研究所が20日発表した近畿2府4県における2023年上半期(1〜6月)の新築マンション1戸あたりの平均価格は、前年同期比で6.0%上昇の4774万円だった。土地価格の値上がりなどを背景に6年連続の上昇となり、1992年以来31年ぶりの高値となった。資材や工事費の上昇に加え、港区の駅直結など好立地で販売された高額物件が価格を押し上げた。

東京23区、初の1億円超

不動産経済研究所が20日発表した2023年上半期(1〜6月)の東京23区の新築マンション1戸あたりの平均価格は、前年同期と比べ60.2%高い1億2962万円だった。過去最高だった91年の9738万円を上回り、上半期として初めて1億円を超えた。

首都圏(1都3県)の平均販売価格は36.3%高い8873万円で、こちらも最高だった。

京都新聞2023.7.21

東京はさらにエグい。どんな稼ぎをしているのだ、東京の庶民は。


マンション1億円台に
東京23区平均、1年で6割高

1〜6月は都心5区を中心に平均価格が1億円を超える高額物件が相次ぎ登場した。三井不動産レジデンシャルなどが2月に販売を開始した「三田ガーデンヒルズ」は最低価格が2億3000万円台。全1002戸のうち半数程度が売り出されたとみられる。契約状況は非開示ながら「想定を超える反響で好調に推移している」(同社)という。

消費者の購入意欲を示す契約率は72.7%と前年同期比0.6ポイント上昇し、好調の目安である7割を3年連続で上回った。新型コロナウィルスの感染症法上の扱いが5類に移行し、勤務をテレワークから出社に戻す動きが進み、交通の利便性に優れたマンションを買う需要は底堅い。

日本経済新聞2023.7.21

価格が高騰して売れなくなるのかと思いきや、それが完売しているのが『京都』のポテンシャル。

マンガミュージアムの向こうに見えるのは『THE RESOCIA(ザ リソシエ)』

最終1邸は最上階11階/専面158.66㎡(47.99坪)の40,500万円でした。坪単価843万円。上層階は先に売れることが常ですので、キャンセルでもあったのでしょうか。

マンガミュージアムの真裏に位置します。

地元民が価格についてこれなくとも他府県・海外の富裕層も狙える京都ならこのぐらいの価格でも売れてしまうのです。

寺町通のお寺の定借マンション『パークホームズ四条河原町/三井不動産レジデンシャル』。1階に透玄寺が入ります。

第一期販売が開始され坪単価@450万円ながら総戸数81戸のうち半分が完売となりました。(第一期で半分成約すれば好調ラインです)

河原町二条、7月に完成お披露目会となった『ヴィークコート京都河原町二条/清水総合開発』。河原町通に面する東向きの部屋は予定価格がすべて億越えでした。

4階(東向き) 75㎡1億万円台

4階(東向き) 88㎡1億2500万円台

2階(西向き) 75㎡8700万円台

億ションといえば東山や御所東の閑静エリアや鴨川沿いのイメージでしたが、今や街中では億ションが当たり前に見られるようになりました。

こちらの『ヴィークコート京都河原町二条』は鴨川に徒歩4分(約290m)のロケーションのため他府県からの人気がありそうでした。

マンションチラシには普通に億ションが掲載されています。最上階角住戸18,000万円という文字。

祇園祭・後祭りの山鉾/役行者山のある室町通、『イーグルコート京都御所南プレミアム迎賓館/ダイマルヤ』

祇園祭・山鉾巡行の辻回しの「河原町御池」東の『ジオ京都御池通/阪急阪神不動産』の坪単価は余裕で@500万円を超えてくると言われています。

まだ未発表、柳馬場通の『近鉄不動産』は坪単価@600万円が噂されています。

庶民とは無縁の街になり始めた京都。

車を買い替えるように家を所有できる安く手軽な3Dプリンター住宅

高騰する京都市内で家を持つ事を諦めた子育て世代は市外へ流出し始めました。「京都新聞」紙面では日々その危機感を目にするようになりました。

この私もより安い土地を求めて滋賀県を訪れました。比較的土地が安い湖西でも、ここ近年地価は上昇傾向でした。広い土地、せっかく滋賀県まで来るのだから理想の家、それなら注文建築と欲が出てきて余裕で5000万円超えの見積もりがでてきました。いったいなんのために市外流出をしようとしているのか、わからなくなってきました。

土地も高い、建物も高い。庶民はどうしたらよいのだ?

新築をあきらめるなら「空き家」活用、

そんな折、こんな記事を目にしました。

日本経済新聞2023.7.19

私の住まい 変わるかたち3
「買う」から「作る」へ

テレビで山奥に建つ姿を見てこれだと思った」。岡山県でデザイン会社を営む吉本実代は語る。住宅メーカーのセレンディクス(兵庫県西宮市)の2022年発売の住宅「serendix10(スフィアモデル)」を買った。特徴的な丸みを帯びた外観の建物は3Dプリンターを活用。価格は330万円だ。

建設にかかったのは23時間ほど。白い壁面には出力時に積み重ねたコンクリートの層がみえる。室内は約6畳の広さで、天井まで4mの空間には開放感がある。「グランピングや茶室、プラネタリウムなどに使える貸しスペースにできれば。飼っている大型フクロウも飛ばせてあげたい」と夢は膨らむ。

5月にスフィアモデル第1号を長野県佐久市に建てた介護・福祉のカスケード東京(東京・港)社長の篠原興道は「頑丈さがなによりの魅力」。会社が手掛ける整骨院のトレーニング施設として使う考えだ。

水回りのないスフィアモデルに対し、電気や水回り設備を備え、広さも約5倍の「serendix50(フジツボモデル)」は実際の住まいとしての活用が期待できるという。550万円で年内に販売開始予定。吉本はこちらも購入するつもりだ。

エセレンティクス最高執行責任者(CEO)の飯田国大が3Dプリンター住宅に挑むのは「30年の住宅ローンを組んで、本当に払い続けられるのだろうか」という思いがあるからだ。10年先に今の仕事があるか分からない。長期間のローンで人生が縛られているように感じていた。

3Dプリンターを使うと、手間や時間、費用を抑えられるはず。現在は人が組み立てているが、一体成形できればさらに時間が短縮できる。「価格を従来の10分の1にし、車を買う値段で住宅が買えるようになる。ライフスタイルに合わせて住み替えられる社会を実現したい」

家づくりにもっと選択肢があっていい。

こうした発想はVUILD(ヴィルド・川崎市)代表の秋吉浩気にも共通する。アプリを使い、ひな型を基にカスタマイズしながら家を設計できる「NESTING(ネスティング)」を22年に始めた。

「注文住宅も制約が多い。家を買うものから作るものにしたい」と秋吉。5月からは購入者自ら家を組み立てる低価格プランも打ち出した。数ヶ月の時間と労力はかかるが、価格は従来の約半分に抑える。ただ買うののではない。自ら「作る」住まいが増えていく。

日本経済新聞2023.7.19

Serendix(セレンディクス)

本社は兵庫県西宮市。

この動画を見ていただきたい。

大阪・関西万博の出展をめざす Serendix

建設通信新聞2023.4.13

車を買う価格で家を買い、住宅ローンのない自由な社会へ--。日本初の3Dプリンター住宅「Sphere(スフィア)」を23時間余りで完成させたことで話題を集めたセレンディクス(兵庫県西宮市)は、「世界最先端の家づくり」を目標に掲げる。販売価格が330万円と手頃なこともあり、2022年度販売分の全6棟は既に完売した。さらなる施工時間短縮を目標に大手企業など189社のコンソーシアムの協力を得て、オープンイノベーションで研究開発を進めている。

前回のkyoto1192のEV(電気自動車)の記事でもでてきた『小間裕康』氏。京都大学発の商用EVベンチャー『フォロフライ』の社長でもあります。

やるヤツはどの分野でもやるという事なのか。

同社は、電気自動車のベンチャー企業の創業経験を持つ小間裕康CEOと、東南アジアで高級コンドミニアム建築を手掛けていた飯田国大COOの二人が、“世界最先端の家”をつくるために2018年に設立した。

洛西ニュータウン中心部でマンション開発が可能に!

京都新聞2023.7.25  (記事/冨田芳夫)

洛西NT規制緩和で再生へ
京都市、半世紀ぶり大幅見直し
人口減進み、都市計画変更原案
マンション中心地に

洛西NTは1976年に入居が始まった。人口は90年の約3万6000人がピークで、高齢化や子育て世代の流出により2020年には2万1700人に減少、高齢化率は43%に上る。

ラクセーヌ専門店などがある中心地のタウンセンター地区は、これまで商業施設の集積を目的に共同住宅を制限してきたが、1〜2階部分に賑わい機能を導入すればマンション開発が可能になる。さらに周辺への圧迫感を低減するなど一定の条件を満たせば、31mの高さ規制を超える建築を認め、若者や子育て世代の定住促進につなげる。

府営や市営住宅など中高層住宅が建つエリアについては、これまでの立地できなかった中規模の店舗やオフィスの立地を可能とし、居住だけでなく「働く場」の誘導も図る。洛西竹林公園はカフェの併設を可能とする。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1073633

灼熱の洛西ニュータウン

洛西ニュータウンは、京都市が昭和44年に計画し実施した、京都で初のニュータウンです。

洛西総合庁舎があるのは

洛西ニュータウンのメインストリート(私はそう思ってるのですが)である洛西中央通り

ロータリーからバスがどんどん出て行きます。

この街はバスエリアです。

ラクセーヌ専門店などがある中心地のタウンセンター地区です。

ラクセーヌは工事中でした。

ラクセーヌの隣には洛西タカシマヤ

タカシマヤに入ると、洛西ニュータウンを象徴するかのような客層。

スーパーもあります。

フードコートがあったのですね。

隣の敷地には「ニトリ」

中心部でマンション開発が可能になります。駅がない街に新築分譲マンション、想像できません。

しかし、よくよく考えてみれば洛西ニュータウン内には『ユニアルス洛西プレジオ/ユニ・アルス』(2004年建築)があるではないですか。郊外マンションがなくなった現在では考えられないロケーションです。

南側に「竹の里公園」。南向きは眺望が開けたロケーションです。

7階建6階部分の部屋が売りに出ています。95㎡・3LDK・角住戸が3580万円。

マンションの西側には戸建ての街並みが広がっています。

のぼりが立てられた、家がありました。

隣の家とくっついていますね。周りをみると同じように2戸イチの街並みが広がっています。1980年建築のテラスハウス。築42年、土地約30坪、4LDK、リフォーム済み・・・こちらが3180万円。テラスハウスだと建て替えの時などに隣の承諾とかいるのですかね?テラスハウスのデメリットが知りたいところです。

住所は『京都市西京区大原野西竹の里町1丁目』

内装写真見れば全然アリに思えてしまいます。リヴの仲介HPはこちら

その東にドリームホームが販売する土地がありました。

土地32坪で土地価格2000万円。坪単価62.5万円。新築で建物を建てると合計3899万円+仲介手数料・諸費用→総額4000万円~超えてきます。まぁまぁする感覚です。

東には団地(府営住宅)が広がっています

カフェの併設が可能となる洛西竹林公園へ向かうため竹林を抜けます。

洛西竹林公園」入口

奥にはどんな公園が広がっているのでしょう。

そして、2023.7.27。京都市長から「洛西“SAIKO”(さぁ、いこう)プロジェクト~みんなで進める!実行策 中間とりまとめ~」の発表がありました。 詳しくはこちら

注目ポイントは『若者の呼び込むまちづくり』です。画像は公式HPより

市営住宅の「空き住戸」が活用されます。

手頃な価格でリフォーム住宅の販売

若い人向けの賃貸住宅を増やす。

欠陥が潜んでそうな古い中古住宅を安心して買える評価システムが導入されます

洛西ニュータウン中心部でマンション開発が可能になります。

建築ルールがどう変わるのでしょう??? 安く買えるようにどうするのでしょう?

建物が建てられない市街化調整地域で新築が建てられるようになります。

洛西ニュータウンに期待感が出てきました。

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