西大路妙心寺道
東に入ると
更地があります。
建築看板が
設置されています。
共同住宅です。
49戸。
賃貸マンションでしょう。
以前、
どんな建物が建っていたのか
全く思い出せませんでした。
そして本日、
(2018年11月27日の京都新聞 朝刊記事より引用)
“最古級”京町家
解体止められず
重文級評価の川井家住宅
市、条例で保存活用模索も
業者は「市の要請に応じ、工期を半年ほど遅らせて話し合いをしてきたが、ビジネス交渉で折り合わず、市への提案も受け入れられなかった。解体は不本意だが、これ以上は難しかった」とする。
市は「条例に基づいて町家の保全活用に向けて別の引き取り手への売却を促すなど、市としてできる限りの協議と対応をしてきた。結果が出なくて残念だ」としている。
理想と現実。
何が正しくて
何が間違っているかは
誰にも言い切れません。
紙屋川
弘誓寺
紙屋川のむこうに
煙が立ちのぼる
煙突が見えました。
青空に
煙突に
吐き出される煙。
高度経済成長期を終えた
ニッポンでは
なかなか目にしない風景です。
天然ミネラル温泉
源湯
インターネットが世界を変え
さらにその世界を
ブロックチェーンが破壊する。
全てがダイレクトに
あらゆる仲介屋が無くなる
そんな未来。
コーポラティブハウス
コワワーキング
デジタルが突き進めば進むほど
人は
リアルにつながりたくなります。
人と人、
あらゆる世代が
ビジネスライクでなく
ハートの部分でつながる場。
時代が
銭湯を必要としているように思えて
なりません。
ただこれも
理想と現実です。
西大路妙心寺道の
角には
極細の
カフェがあります。
そして
妙心寺道と言えば
親爺
人生で2度目は
定休日でした。
変わらないで欲しい風景が
ここにもあります。
親爺の代わりに
妙心寺
どれが
ラスボスなんでしょう?
どれも強そうです。
一番奥のこれですか?
ラスボス感がやや無さそうですが。
退蔵院
退蔵院の素晴らしさは
こちらをご覧下さい。
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世の中リノベブームだったりするんですが、
正直なところ古民家も価値が高いほど住みにくかったりするわけで
本当に住みやすかったら手放すわけがありません。
結局、カフェやらオフィスやら元来の住宅としての目的以外で
リノベ活用するしかないわけです。
難しいところですね。
コメントありがとうございます。
保存、保存の守りの姿勢より
ハチセさんのように
新築の京町家の建売りなど、
逆の発想で行くしか突破口が無いように思います。
新築なのに
いかに古くビンテージっぽく見せれるか、
傷かっこいいい
歪みかっこいい
住宅に新たな価値観が生まれて来るかもしれません。
私もバカでかい更地を見るのが好きで、kyoto1192さんの記事を毎日興味深く拝見しています。
昨日京都新聞に載っていた川井家住宅解体の記事ですが、中京区西ノ京との記載が
あるだけで、どこにあるのか調べられなかったのですが、今回の記事で場所がわかりました。ありがとうございます。ストリートビューでは解体前の状況がわかります。趣のある建物で解体は残念ですが、保存したり維持するにもお金はかかり、市の補助もないとのことなので仕方が無いのかもしれませんね。
コメントありがとうございます!!
重要文化財とまではいかない歴史ある建物が
どんどん取り壊されているのも現実です。
建物の歴史的価値以上に
土地の市場価値が上回っているため
そういう選択になってしまうのでしょうね。
歴史的価値が
高い収益を生めば問題が解決します。
保存しつつ高い収益を生む、
「京町家ゲストハウス」が
その答えの一つなんでしょうね。