THE KYOTO
この3連休の京都。
京都の街は
大変な混雑だったでしょう。
京都駅近くの
東寺のライトアップ。
数ある京都のライトアップの中でも
一番美しいのではないでしょうか?
そして
京都駅周辺は空前のホテル建設ラッシュです。
駅西には
来年5月開業予定の
リッチモンドホテルプレミア京都駅前。
駅東には
来年1月開業の
ザ サウザンド キョウト
駅前の超一等地にも関わらず
長年塩漬けされていた土地が
土地価格の高騰で
ホテルに商品化されています。
駅南では
パチンコ店がホテルに生まれ変わっています。
八条通では
ホテルが3棟並んで建築中です。
そして来週
2018年12月1日(土) 開業の
ホテル京阪 京都八条口
234室です。
これらはほんの一部で
タケノコのごとく
ホテルが次から次へと生まれてきています。
そんな折、
こんな新聞記事が。
(2018年11月23日(金) 京都新聞 朝刊記事より引用)
京の客室5万室超へ
ホテル建設ブームで20年度
市の需要試算 大幅に上回る
供給過剰の懸念も
京都市に立地する宿泊施設の客室数は、市が2020年までに必要と試算した4万室を既に突破し、今後2年間のうちに5万室を上回る見通しであることが、京都新聞社の試算で分かった。
市が営業を許可した宿泊施設の客室数は17年度末時点で3万8419室あった。今回の試算結果によると、本年度に入ってから客室数は既に4万室を超え、来年3月末には約4万3千室に到達。さらに19年度は約5千室、20年度は約3千室が上積みされ、客室の総合計は5万室を上回る見込みだ。21年度の開業や時期未定の建設計画も加えると少なくとも約5万2千室となり、14年度末時の客室数に比べて1・8倍になる。
(同日、中面記事)
客の獲得競争激化
料金・稼働率低下
簡易宿所3倍増
「ホテルの宿泊料金が全体的に下がっていると感じる」
「以前は全施設で稼働率が70%を越えていたが、現在は70%も稼働しない施設や、90%以上毎月稼働する施設など、施設によって差が出ている。・・・
(観光客の増加で)市内のインフラは既にパンク状態。
ホテル供給過剰!!
そして
ホテル開発が
京都の地価を上昇させています。
京都バブルを象徴するかのような
物件広告を見つけました。
(2018年11月23日 不動産情報誌LIFE最新号より)
寺町通で30坪で3億円
御幸町通で46坪で4.4億。
1坪約1000万円のバブリーな世界です!!
あくまで売主の希望価格で
この広告の値段で売れるとは限りませんが。
寺町通。
御幸町通。
これだけ地価が高騰すると
利回りも低下し
見合う事業がなくなってきそうなもんですが、、、。
しかし
たまに相場からかけ離れた高値で
売れたりするのでしょうね。。
京都中心部は。
地価高騰のあおりを受け
もはや庶民の街ではなくなった
『富裕層の街、京都』では
市内から人の流出が起き始めています。
もはや限界まで達しつつある
京都バブル。
崩壊は近いのか、
と囁かれていましたが
このニュースが飛び込んできました。
25年大阪万博決定
(2018年11月24日 京都新聞 朝刊記事より引用)
大阪万博が決定すれば
まだまだ京都バブルは続くかもしれない。
以前、
そんな言葉を
ある不動産会社の社長から聞きました。
万博誘致、変わるインフラ
※参照:2018/2/8 2:00 日本経済新聞記事より
JR西日本は沿線にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)がある桜島線を夢洲まで延ばすことを検討。大阪駅からは30分以内で到着可能となりそうだ。京阪電気鉄道も京阪中之島線を延伸させ、大阪市営地下鉄中央線への接続を検討中だ。京阪電鉄の加藤好文会長は「夢洲と京都を結ぶアクセス鉄道にしたい」と意気込む。
となると
夢洲と京都を結ぶ京阪電気鉄道は
より存在感を増して行くのでしょうか?
京阪電気鉄道社長
中野道夫氏のインタビュー記事。
※参照:2017年08月22日 京都新聞 記事掲載
今後は出町柳、三条、中書島の3駅を観光拠点化することを考えている。
出町柳駅は鞍馬・貴船や比叡山観光の入り口。アイデアはこれからだが、印象的な駅舎に改修したい。三条駅はかつて大規模バスターミナルがあり、京都観光の起点だった。本年度中に駅前再開発のめどを付け、一大集客拠点に復活させる。中書島駅の周辺はまだ観光地化しておらず、地元と連携してルートなどを開発したい
さらに
こんな記事も。
京阪、ホテル開発加速 京都重点に1千億円投資へ
※参照:2018年05月10日 京都新聞記事
大阪や沿線外地域も含めたホテルや商業施設の開発を中心に今後3年間で1千億円を投じ、収益拡大に結びつける。
市中心部に集中する観光客を分散させるため、洛北-東山-伏見・宇治の南北ラインを「ゴールデンルート」に設定。三条駅前の再開発に加え、中核となる出町柳、中書島両駅の再整備も進める。
高さ規制もあって
周りに高い建物がなく、
開発されきっていない
出町柳駅。
鞍馬・貴船や比叡山観光の
入り口です。
ホテル等の再開発が進む
三条駅。
いろは旅館跡地に建築中の
外資系のホテル計画。
(写真は10月24日時点です)
そして
大阪への重要な起点となりそうな
ポテンシャルの塊、
眠れる獅子、
中書島駅。
(写真は2016年9月撮影です)
さらに
京阪沿線の市街地の開発も
活発になりそうです。
となると
京阪グループとなった
ゼロ・コーポレーションの動きも
今後は見逃せませんね。
京阪沿線の市街地で
高齢化や住宅の老朽化が進む中
ゼロ社の事業モデルが生かせると判断した。
※参照記事
https://kyoto1192.com/kyoto-tanabata/
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京都のインバウンド需要はまだまだ大丈夫でしょう。
宿泊施設不足で大阪に取られてる部分がだいぶあります。
共産系の京都新聞の記事は当てになりません。
万博、IRで長期滞在型観光が主流になれば、
日本縦断型観光していたインバウンドが関西中心で過ごすようになり、
宿泊需要はまだ増えると思います。
このことで今後のホテル需要を心配しているのは実は東京なのではないでしょうか?
コメントありがとうございます。
マスメディアに踊らされがちですので
注意して見守りたいです。
ただ建てる側、オーナーは
若干、および腰になってる雰囲気があります。
土地も高くなりすぎていますし。
町内会もうるさくなっているようですし。
民泊も『京都ではやるな』状態ですし。
今後、旅行客が
東京から大阪・京都に
流れる可能性が大ですね!!