料亭や病院など『富裕層向け宿泊施設』に改装相次ぐ

 

昨日の京都新聞記事(2018.4.24)

料亭など富裕層の宿に
京で改装相次ぐ
首都圏企業など進出

 

 

京都市内で、料亭や病院などを富裕層向けの宿泊施設に活用する動きが盛んだ。急増する外国人観光客や国内シニア層の需要が見込めることから、首都圏の不動産会社や投資会社が開発に乗り出している。地元の旅館や事業者も高級化路線への投資に余念がない。
■首都圏企業、相次ぎ参入
不動産会社のヒューリック(東京)は来年、左京区南禅寺草川町の元料亭に高級旅館を開業する。既存施設を解体して新たな建物を建設。自社の高級旅館ブランド「ふふ」で運営する。
同社はオフィスビル開発が主力だが、近年は宿泊施設にも力を入れている。部屋数は小規模ながら、広めの客室や高級なしつらえで高価格帯に設定しているのが特徴で、南禅寺近くの施設もこうしたコンセプトを踏襲する見込みだ。「京都は今後も外国人観光客の需要が期待できる。退職した国内富裕層も顧客対象にしたい」(広報・IR部)とする。
投資運用会社のPAGインベストメント・マネジメント(東京)は、特別目的会社を通じて京都市東山区祇園の元料亭「美濃幸」を富裕層向けのホテルに再生させる。来年3月の開業を目指す。
大正時代後期に建築された本館を生かして客室仕様に改装し、新館も建設。全23室のラグジュアリーホテルにする。伝統的な日本家屋が体験できる本館と、和風モダンな新館で外国人観光客らにアピールする考えだ。
不動産会社の大和地所(横浜市)は、叡山電鉄八瀬比叡山口に近い左京区上高野の元病院施設を改修し、来年をめどに高級ホテルとして開業させる。
やや広めの客室を設け、海外の富裕層をターゲットにする計画だ。同社は「別の目的と組み合わせ、ここに来なければ受けられないもてなしをしていきたい」と意気込む。

 

 

不動産会社のヒューリック(東京)

 

不動産会社のヒューリック(東京)は来年、左京区南禅寺草川町の元料亭に高級旅館を開業する。既存施設を解体して新たな建物を建設。自社の高級旅館ブランド「ふふ」で運営する。

 

 

平安神宮。

 

 

 

この疎水沿いの冷泉通

南禅寺方面に

 

 

 

 

ヒューリックの計画地があります。

 

 

・45室

 

 

 

 

 

 

 

投資運用会社のPAGインベストメント・マネジメント(東京)

 

投資運用会社のPAGインベストメント・マネジメント(東京)は、特別目的会社を通じて京都市東山区祇園の元料亭「美濃幸」を富裕層向けのホテルに再生させる。来年3月の開業を目指す。

 

八坂神社の南。

 

 

 

 

 

和装の方が

次々通り過ぎていきます。

 

 

 

 

(仮)S旅館新館

・3階建

・12室

 

 

 

近くにも

建築看板が見えます。

 

 

 

 

不動産会社の大和地所(横浜市)

 

不動産会社の大和地所(横浜市)は、叡山電鉄八瀬比叡山口に近い左京区上高野の元病院施設を改修し、来年をめどに高級ホテルとして開業させる。

 

八瀬比叡山口駅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高級化 地元事業者も
町家改修、他言語接客・・・・

 

 

■地元事業者も対応加速
富裕層をターゲットに据えた取り組みは、京都市内の事業者の間でも活発化している。
情報誌「Leaf」を発行するリーフ・パブリケーションズ(中京区)は、今年2月、中京区先斗町通四条上ルの京町家を改修し、全2室の高級宿泊施設を開業した。鴨川沿いで川床が楽しめるのが特徴で、基本料金は1室8万円からと高水準に設定した。
1873年創業の老舗旅館「要庵西富家」(中京区)も、富裕層に対応するため、16年に2室を一体化させて最上級客室を整備。今年3月には、宴会場を食事用の個室3室とワインセラーに衣替えした。多言語で接客できるよう、スペイン人とインドネシア人のスタッフも採用した。
女将の西田恭子さんは「京都らしさを残しつつ、外資系ホテルなどに負けない心地よい空間をつくり、生き残りを図る」と力を込める。

 

 

 

 

 

情報誌「Leaf」を発行するリーフ・パブリケーションズ(京都市中京区)

 

情報誌「Leaf」を発行するリーフ・パブリケーションズ(中京区)は、今年2月、中京区先斗町通四条上ルの京町家を改修し、全2室の高級宿泊施設を開業した。

 

 

 

 

 

 

 

鴨川側から見ると

四条大橋 改修中の南座。

 

 

 

川床の準備が始まっています。

 

 

 

 

川床付きの宿なんて

最高じゃないですか。

 

 

 

 

老舗旅館「要庵西富家」(京都市中京区)

 

1873年創業の老舗旅館「要庵西富家」(中京区)も、富裕層に対応するため、16年に2室を一体化させて最上級客室を整備。

 

(写真未撮影)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください