東山区
祇園町南側・花見小路
目の前にあるJRAウィンズ京都、その向こう側に見える建物。
祇園の国登録有形文化財、1936(昭和11)年建築の
弥栄(やさか)会館
祇園新地歌舞練場
帝国ホテル
が開業を予定しています。
毎日新聞2020年12月8日 07時00分 記事より引用
京都・祇園進出の帝国ホテル概要判明 弥栄会館外観引き継ぐ 25年完成へ
京都・祇園の国登録有形文化財「弥栄(やさか)会館」(京都市東山区)に帝国ホテル(東京都)が開業を予定している、ホテルの概要が判明した。同会館を象徴する南西部の壁面などは残すが、他は解体して本棟と北棟を新築。2021年6月から工事に着手し、25年10月の完成を目指している。祇園に本格的な高級ホテルが進出するのは初めて。
帝国ホテルが検討している計画によると、ホテル部分は同会館(地上5階地下1階建て)がある部分を、地上7階地下2階建ての本棟に改修。北側の空き地部分に地上2階地下1階建ての北棟を新築する。登録有形文化財であることを考慮し、花見小路に面する同会館の南西側の壁面などは残し、城郭を思わせる会館の外観はおおむね引き継ぐという。
館内には客室の他にレストランやフィットネス、スパなどの設置を想定。客室は本棟3~7階と北棟1、2階に配置し、計50室程度となる見込みだ。
同会館の高さは既に約30メートルあり、新しくできるホテルも景観を維持するために市が定めている、祇園地区の建物の高さ規制(12メートル)を上回る。ホテル側は市条例に基づく、高さ規制の特例許可を求める方針だ。特例許可は①優れたデザインの建築物②学校・病院などの「公共・公益施設」――に限り認められており、ホテル側は月内にも地元住民らを対象に計画内容の個別説明を始めるとみられる。
弥栄会館は1936(昭和11)年の建築で、観光客が伝統芸能を鑑賞できる「ギオンコーナー」などが入る。2001年に国登録有形文化財に指定されたが、耐震補強が課題となっていた。帝国ホテルと同会館を所有する学校法人「八坂女紅場(にょこうば)学園」(同区)は19年10月、ホテルの開業計画について基本合意を締結している。
帝国ホテルの新規進出は1996年開業の「帝国ホテル大阪」以来となる見通し。
観光客が伝統芸能を鑑賞できる「ギオンコーナー」
現在、「ギオンコーナー特別公演」が12月20日まで開催中です。
城郭を思わせる会館の外観はおおむね引き継ぐ
目の前の花見小路に面する
同会館を象徴する南西部の壁面などは残すが、他は解体して本棟と北棟を新築。
館内には客室の他にレストランやフィットネス、スパなどの設置を想定。客室は本棟3~7階と北棟1、2階に配置し、計50室程度となる見込みだ。
北側にはあまりに「京都」らしい「祇園」らしい「花見小路」らしい風景があります。
バリケードが見えます。
建築標識には用途「学校・劇場」と掲げられています。
北面です。
ここにホテル北棟が建築されるのでしょうか。
この風景を見ればどんなホテル会社も進出したくなるはずです。外資系ならなおさらでしょう。この立地、さすが帝国ホテルです。
東側はバリケード。
バリケードの標識に
「祇園甲部歌舞練場耐震改修工事」とありました。
バリケードを北へ歩くと
『悪縁を切り良縁を結ぶ』
安井金比羅宮
ラブホ街を抜けるというのがまた独特な風情です。
花見小路・ウィンズ京都の北には
建仁寺
日傘をさす御婦人が入って行かれました。
大和大路通側の西門。
その大和大路通には
恵美須神社(京都ゑびす神社)
その恵美須神社の南にある建物
新道(しんみち)小学校 跡地
NTT都市開発 NEWS リリース 2020年12月8日
元 新道しんみち小学校跡地活用における
京都市との基本協定書締結についてNTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 辻上 広志)は、2020 年 4 月 15 日に公表された京都市の「元新道小学校跡地活用に係るプロポーザルの実施について」に応募し、契約候補事業者の選定に向けた審議の結果、2020 年 10 月 30 日に契約候補事業者として選定され、本日付けで京都市と基本協定書を締結しましたので、お知らせいたします。
今後、京都市と地域住民および当社の三者で構成する事前協議会を設置・開催し、事業化に向けた合意形成のための協議を行ってまいります。
私たちは「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通して、更なる地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する施設」の実現に向けて、「“街の記憶の継承”と“新たな共存価値”の創造」を事業コンセプトとし、元新道小学校の再整備をいたします。また、小学校と共存してきた宮川町歌舞練場もあわせて建て替えることで、地域の人々が守り続けてきた歴史と文化を継承し、新たな人の流れを生む回遊性のある一体的な街づくりを実現します。
具体的にはNTTグループの強みである ICT を最大限活用し、先人たちが築いた小学校を含めた一帯を 3次元でのデジタルアーカイブ化を行うことで、街の記憶をリアルに後世に伝えます。また、地域施設においては、子供も大人も一緒に楽しめるデジタルコンテンツの導入により世代を超えた新しい地域コミュニティ
の醸成を図ります。そして、生まれ変わる宮川町歌舞練場においては、バーチャル映像技術による新たな花街文化の発信を行うなど、地域の人々とともに ICT を積極的に活用した街づくりに取り組んでまいります。
※写真はプレスリリースより引用
華やいだ花見小路通、そのすぐ近くにも関わらず小学校周辺が独特な暗さを持っていました。
経年劣化の塀。
学校跡地の西側に建つのが
宮川町歌舞練場。
小学校と共存してきた宮川町歌舞練場もあわせて建て替えられます。
学校のグラウンド。
そこから西へ、これまた恐ろしく京都らしい風情ある道を抜けると、そこは
宮川筋
ようこそ京都へ。
宮川町
宮川町歌舞練場
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