2020年8月21日掲載
京都新聞 朝刊 記事より引用
31日に大津店、
開業44年に幕
西武閉店
県都経済に影
跡地にマンション1100戸計画
百貨店失い、商業振興課題
西武大津店は湖岸を埋め立てて1968年に開かれた「びわこ大博覧会」の会場跡に、76年オープンした。
昨年10月、そごう・西武を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが閉店を発表した。
跡地について、大津市は昨年12月、地元住民の要望を受け、商業施設としての存続を申し入れた。だが同店の土地建物を所有するマンション大手、長谷工コーポレーション(東京都)は来月にも解体工事に着手し、4年後をめどに同店本館跡地に約700戸、北側駐車場に約400戸の分譲マンションを建設するとみられており、地域経済の中核施設が消えることになる。
長谷工コーポレーション(東京都)は
来月にも解体工事に着手し、
4年後をめどに同店本館跡地に約700戸、北側駐車場に約400戸の分譲マンションを建設する
大津パルコが消えました。
滋賀県は
西武グループ創業者の故堤康次郎氏の出身地でもあり
グループのなかでも初期に計画が進み、
関西エリアで2店舗目の出店であった
西武大津店、
2020年8月31日で閉店となります。
外に突き出た非常階段が非常に特徴的な外観ですが
私には古めかしく
どこか変わった建物の印象でした。
京都の百貨店
大丸京都店や
京都高島屋のような
重厚感が感じられませんでした。
重厚感より
琵琶湖の太陽の明るさ・軽みという
印象です。
大津パルコには思い出がありましたが
京都に住む私には
縁のなかった百貨店でした。
44年間のご愛顧
誠にありがとうございました。
西武大津店は2020年8月31日(月)をもちまして閉店します
ここが長谷工コーポレーションにより
約1100戸の分譲マンションに生まれ変わります。
(北側駐車場は撮影できていません)
関連記事として
大津市の新築分譲マンション関連記事は
(追加記事2020年9月1日)
日本経済新聞 2020年9月1日掲載
百貨店閉店街作り再構築
西武大津大規模マンション計画
教育環境の維持課題
土地と建物を所有するマンション建設大手の長谷工コーポレーションは9月から解体に着手し、24年に大規模マンションの建設を目指す。近隣住民が要望する商業施設は併設しない。
計画は本館跡(敷地12900㎡)に700戸、道路を挟んだ駐車場跡(敷地6700㎡)に400戸とみられる。複数のマンション事業者との共同事業になる。長谷工は「琵琶湖岸に近い生活環境の良さに加え、京都や大阪への通勤のしやすさから、マンションとしてのニーズは高い」という。
隣接する商業施設「オーミー大津テラス」にアパレルなどの12店鋪が移転する予定。運営する日本エスコンの担当者は「食品スーパーなど地域密着とファッションの融合を目指す」と話す。
商業施設は併設しない。
複数のマンション事業者との
共同事業になる
歴史の幕が降りた
西武大津店
SEIBUの文字が
無くなりました。
閉店のごあいさつ
閉店した
西武大津店の西には
Oh! me 大津テラス
2020.9.18リニューアルオープン
隣接する商業施設「オーミー大津テラス」にアパレルなどの12店鋪が移転する予定。
西武大津店跡地の前にある建物。
1階の
コメダ珈琲が8月20日で閉店しています。
西武大津店跡地西側には
クレーンと建設中の建物。
販売中の新築分譲マンション
エスリード大津におの浜セントラル
西武大津店跡地(裏側)北側、
反対側から見ると
左側、本館跡地に約700戸、
右側、北側駐車場に約400戸の
新築分譲マンションが建設されます。
これが北側駐車場です。
すぐそこは
琵琶湖
釣り人がいます。
西武大津店跡地東側には
マックスバリュー
イオンタウンアヤハプラザ
これだけ生活施設が揃っていれば
跡地が
マンション用地になるのも納得です。
イオンタウンに隣接して
新築分譲マンション
ユニハイムエクシア大津におの浜
計画地です。
販売中です。
長谷工の巨大マンションが誕生し
1100世帯が増えるとなれば
街はどう変化していくのでしょう。
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西武の跡地、完全にマンションになるんですね。
これで京都市のベッドタウン色がより一層濃くなりそうです。
(「京都市大津区」と揶揄する人も増えそう。)
確かにあの辺はスーパーや飲食店は割とありますし、
近くにOh!Me大津テラスもありますので、
商業施設の併設は不要という判断になるのも分かります。
ただ、Oh!Me大津テラスは建物自体は大きいですが、
中の店があまりにも中途半端なんですよね。
実際、コロナ禍前に1回だけ行ったことありますが、
一昔前のデパートを改装した感じで洗練さがありませんでした。
それでいて駐車場も割引制度こそあるものの60分300円かかるので
完全に地域住民向けですね。遠方からの集客は考慮されていません。
大津市内だと瀬田にあるフォレオ大津一里山や、
堅田にあるアルプラザ堅田の方が幾分栄えている気がしますが、
いずれも地域住民向けなのでそこまで大きくはありません。
このまま大津は「住むためだけの街」となってしまうのでしょうか。
お隣の草津の方が発展しまっくているように感じるだけに残念です。
P.S. 先日、ビエラ大津にも行ってきました。
スタバやコンビニ、カプセルホテルがあるのはプラスですが、
駅前の商業施設としてはちょっと貧弱な気がします。
本屋かTSUTAYAでもあれば大分違うんですけれどね。
コメントありがとうございます。
本屋・TSUTAYAは重要です、
街に深みがでます。
ビエラ大津駅前にマルシェだとかそんなスペースつくって賑わいを出す話ありましたが、どうなったのでしょう?
コロナでストップかもしれませんね。
パルコがあった頃は京都からわざわざ若者が目指す街でしたね。
大津テラスはやはり地元のための日常のスーパーという感じです。
草津市の発展はスゴいですが
京都市内に住む私には、におの浜あたりのびわ湖のゆったりとした大津市の雰囲気は好きですね。
さびれた商店街に個性的なお店が今風な感じがしますので
駅前の商店街とか面白そうなのですが。