2022年 京都府 基準地価
京都新聞2022.9.21
住宅地平均31年ぶり上昇
基準地価 大都市けん引
コロナから回復国土交通省が20日発表した7月1日時点の都道府県地価(基準地価)は、住宅地の全国平均が前年比プラス0.1%となり、バブル崩壊が影響する前の1991年以来31年ぶりに上昇に転じた。住宅地はリーマン・ショック後の2010年から下落幅が緩やかに縮小。新型コロナウィルスの流行で20年にマイナス0.7%へ拡大したが、コロナで弱含んでいた需要が大都市部を中心に回復し、全体をけん引した。低金利で資金調達できる環境が続いていることも背景にある。
府内商業地が上昇
2年ぶり
京都府内の基準地価(7月1日時点)は新型コロナウィルス禍で低迷していた経済活動の正常化が進み、商業地が平均で前年比1.4%上昇し、2年ぶりにプラスに転じた。
住宅地は府全体で0.2%下落し、3年連続の落ち込みとなったが、京都市はほとんどの区で前年を上回った。
商業地は、京都市全体で2.5%上昇(前年は0.4%下落)。11区全てで伸び、上昇幅は下京区の5.3%が最も大きかった。コロナ禍で停滞気味の宿泊施設に代わって、マンション建設が活発化している。
京都市以外では拡幅工事が進行中の長岡京市が7.2%と高い伸びを示した。
住宅地は、京都市全体で0.6%上昇し、右京区を除く10区が前年を上回った。府内では、宅地開発が進む向日、長岡京、京田辺各市などが上昇した一方、府中北部などの自治体は前年割れが目立った。
一方、府内の工業地は4.5%上昇し、全国4位の伸び率だった。2027年度以降の新名神高速道路の全線開通を見据え、工場や物流拠点の進出が相次ぐ府南部を中心に上昇した。
府内基準地価
京都市域の回復鮮明
商業・住宅ともプラス
府内商業地の価格トップは選定替えで京都市下京区四条通寺町東入ル2丁目御旅町となり、1㎡当たり870万円だった。上昇率でも下京区は平均5.3%と大きな伸びを示した。不動産関係者によると、宿泊施設用地の需要が後退してもマンション用地の需要が旺盛という。
商業地価格トップの『京都市下京区四条通寺町東入ル2丁目御旅町』
四条通の高島屋の増床建設地辺りです。
住宅地の1位は、12年連続で京都市上京区室町通下立売上ル勘解由小路町の66万5000円で、2.3%の伸びた。2位は京都市上京区中筋通石薬師下ル新夷町の50万1000円で、3.3%増だった。
住宅地価格トップの『京都市上京区室町通下立売上ル勘解由小路町』
室町通、フレンチの自販機でバズったキッチンラボ前。
商業地では、長岡京市開田4丁目が9.3%増と高い伸びを記録し、府内3位に。住宅地では、向日市物集女町ヲサン田が3.4%増で府内1位タイだった。
商業地上昇率3位の『長岡京市開田4丁目』
天神通の南側、イズミヤ。
阪急阪神不動産のマンション計画地があります。
住宅地上昇率1位タイの『向日市物集女町ヲサン田』
向日市物集女町ヲサン田、普通の住宅街です。
ヲサン田の北側は田んぼが広がっています。
住宅地上昇率1位タイのもう一箇所は『京都市西京区川島梅園町』
イオンモール京都桂川の北西
阪急洛西口駅の北側です。
(現地写真未撮影・・後日撮影します。)
ちなみに、商業地上昇率1位の『下京区大宮通四条下ル四条大宮町』は
京福「四条大宮駅」がある四条大宮の南。
マンション計画地「リビオレゾン四条大宮/日鉄興和不動産」
マンション開発が地価を上昇させてそうです。
阪急「大宮」駅歩2分の好立地です。
「リビオレゾン四条大宮/日鉄興和不動産」への資料請求はこちらから。
また、阪急「大宮」駅前には
『レ・ジェイド京都四条大宮/日本エスコン』が建設中です。駅歩1分でコロナ禍がなければ確実にホテルになってそうな立地です。坪単価@400万円の「田の字エリア」並みの驚異的な価格。
こんなに外観が披露されるのが待ち遠しいマンションは初めてかもしれません。
ガラス張りのオフィスビルのようなその外観。
街のランドマークになりえるその外観が少し見えてきました。
『レ・ジェイド京都四条大宮/日本エスコン』への資料請求はこちらから。
京の商業地 基準地価 前年比2.5%上昇
四条通周辺 投資活発に店舗入れ替わり・百貨店増床
ブランド価値健在
コロナ収束後見据え
「商業地として一帯が再び盛り上がるための拠点にしたい」谷山無線電機(下京区)の谷山吉昭社長は、かつて同社が構えていた同区寺町通四条下ルのエディオン寺町店跡地に来年3月、8階建て複合ビルを開業する計画を進める。中核となるテナントは、1、2階に入る藤井大丸(同)。京都初進出のカフェレストランなどを呼び込み、近接する同百貨店本館と相乗効果を狙う。
藤井大丸は、同複合ビル以外にも本館周辺での店舗展開を進める方針で、藤井健志社長は「当面は年数件のペースで周辺への出店を目指したい」と意気込む。
京都高島屋(同)は、隣接するビルを再開発して来年のオープンを目指す。完成後の売り場面積は1割程度増える見通し。
大丸京都店(同)も8月、スイスの高級腕時計ブランド「ロレックス」が入る路面店を四条通沿いに開設し、富裕層需要の取り込みを図る。
四条通では4月に100円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業(広島県東広島市)が新業態店「スタンダードプロダクツ」を開業したほか、雑貨店の出店も見られる。
不動産大手の東京建物(東京)は下京区東洞院通四条下ルに7階建てビルを8月末に建設した。オフィスの不足を背景に2階以上のフロアは完成時点で満床となったという。
アフターコロナの四条通の現在(いま)
京都ビジネス街の中心『四条烏丸』
四条烏丸の南にはNEWカマーが! 烏丸通沿い東側。
カナダ・バンクーバー発 〈ARC’TERYX(アークテリクス)〉の京都初のブランドストア『ARC’TERYX 京都ブランドストア』が2022年9月8日にオープンしました。
こちら35000円ぐらいします。
四条烏丸の北、烏丸通の西側の1階マクドナルド跡地/2階大垣書店跡地はまだ動きはありません。「京都御幸ビル」です。
では四条通に。
四条通の高級路面店だった『トゥモローランド』跡地。長刀鉾保存会会所の西隣。
「テナント募集」の看板が無くなっているので、次のテナントは決まっているのでしょう。
ホームセンター大手の「カインズ」に買収された『東急ハンズ』の裏手には
四条東洞院下る。東洞院通の西側に『東京建物』のオフィスビルが完成しつつあります。
ハワイのパンケーキ屋さん「Eggs ‘n Thingsエッグスンシングス」前です。
コロナ禍でオフィスニーズが激減しオフィスが余っているのかと思いきや、
オフィスの不足を背景に2階以上のフロアは完成時点で満床となったという。
より新しいオフィスを企業は求めているのでしょうか。
四条東洞院、東北角の『日本生命四条ビル』
1階にアルマーニとナノユニバース入っていたビル。
お店は無くなり
建て替えられるようです。
その四条通を挟んで南側、『レーサム』(東京)のオフィスビルが計画されています。
「すき家」の東隣で元ホテル跡地です。
9階建て2023年4月竣工予定となっています。
「テナント募集」3F〜9F サービス店舗・事務所
標識です。
レーサムは五条新町にもオフィスビル『 CROSS GOJO(クロス五条)』を完成させています。
この9月に完成したばかりです。
四条通にもどりまして
『omiya 京都店』が2022年2月に四条通に移転・拡大リニューアルしました。
「パネライ」のブランド名がみえます。
大丸の向かい京都一等地に建つ『森トラスト』が取得している「京都恒和ビル」
1階にはルイヴィトン。
所有者の『森トラスト』はいつこのビルの活用に動き出すのでしょうか。
※参照:関連記事 2016年08月03日
京都大丸前 ルイ・ヴィトンビルを森トラストが取得!! ホテルか?????
Apple京都の東隣、
ドラッグストア跡地は
閉鎖されたままです。お問い合わせは「松原興産」となっています。
四条堺町、西南角の四条KSビルの1階、紳士服タカキュウ跡地は
まだ『テナント募集』の看板が設置されたままです。
四条柳馬場を東へ。
坪単価@3000万円ほどで広告で見かけた売ビル。
「売物件」の看板がなくなっています。売れたのでしょうか。
そのビルから東へ
ユナイテッドアローズ跡地に100円ショップの時代がやってくる来るなんて誰が想像できたでしょうか。
スタンダードプロダクツ
もう100均を超えたブランド価値がついてきています。
富小路通との北西角に建つ『ステラ四條ビル』
1F〜5Fまで「ジュンク堂書店」が入っていましたが2020年2月末に閉業。
以前は1~2階がググると賃貸ででてましたがヒットしなくなりました。決まったのでしょうか?
空っぽのままもう1年半ほどです。
富小路通を挟んで東側、『ベネトン』が1階に入っていたビルがバリケードに囲まれています。
解体が始まるのでしょうか。『ベネトン』のお店に私は一度も入った事がないままとなりました。
東に進みます。四条通南側に「FORZA」のオレンジ色の文字が見えます。
パチンコ「キョーイチ」跡地、建築主/松原興産の『ホテルフォルツァ京都四条河原町』1階に西日本最大級の「ロレックス」が入りました。東隣には『BUBERRY』。
ロレックスのロゴの色がこんなに派手だったとは。
北側には『大和証券 京都支店』のビルが建替え建設中です。
その東には『ビックカメラ セレクト京都四条河原町』跡地。2022年3月末閉業でした。
フジイダイマル。
若者の百貨店離れが進む中「藤井大丸」は若者からの人気が衰えていません。たまに買い物に来ると若者の多さにアウェー感を感じるようになってきました。
フジイダイマル横の寺町通を南に下がります。
南進します。
谷山無線電機『エディオン寺町店』跡地が8階建複合ビルに生まれ変わります。
「商業地として一帯が再び盛り上がるための拠点にしたい」谷山無線電機(下京区)の谷山吉昭社長は、かつて同社が構えていた同区寺町通四条下ルのエディオン寺町店跡地に来年3月、8階建て複合ビルを開業する計画を進める。中核となるテナントは、1、2階に入る藤井大丸(同)。京都初進出のカフェレストランなどを呼び込み、近接する同百貨店本館と相乗効果を狙う。
※参照:関連記事はこちら
計画地にはエディオンとカプセルホテルがありました。
施行は大和ハウス工業
「TM四条寺町ビル計画・テナント募集」となっています。
藤井大丸は、同複合ビル以外にも本館周辺での店舗展開を進める方針で、藤井健志社長は「当面は年数件のペースで周辺への出店を目指したい」と意気込む。
ひと昔前は電気街で盛り上がった寺町通。今ではその面影もなく南側のラーメン店は店舗の入れ替わりが早いです。
2021年7月オープン、アメリカ・NY発の人気ベーカリーが京都に初上陸となった『シティベーカリー』
その向かいにバリケード。寺が多い寺町通で、新たな開発が始まっています。
四条通に戻ります。
賑わいが戻ってきた四条通。さらに東へ向かいます。
コロナ禍で高価な不用品を売る人が増えているとの話を聞きましたが、確かに空きテナントに「ブランド買取」のお店が入るのをよく見かけるようになりました。
その東隣は、確か「ビースリー」というパンツ(ズボン)のお店だったような。
北側には新店が。
家賃が高そうな一等地に「カモセ珈琲直売所」9.28オープンです。
さらに四条河原町の方へ東へ近づくと、四条通沿い南側にバリケードが
京都市内4百貨店で最大の売り上げ規模を誇る『京都高島屋』が隣接するビルを再開発して来年のオープンを目指しています。完成後の売り場面積は1割程度増える見通しです。
どんなNEWショップが入るのでしょうか?
四条河原町
高島屋のくぼみに建つ小さなビル。『池善化粧品店』はコンタクトレンズとチケットショップになりました。
時代は刻々と変わっていきます。
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