MENU

京都駅前の現在地

京都駅北へ

12月11日の京都駅中央改札口。

もうコロナ禍の誰もいない静まりかえったあの京都駅はいません。

京都駅が戻ってきました。

高さ規制をくぐり抜けた高さ131mの京都タワー。2007年からの新景観法では高さは31mが限界です。

『アフターコロナ』へ向け街が動き始めています。

赤いバスも戻ってきました。

京都中央郵便局

京都駅西側に見えるのは『京都中央郵便局』。1961年建築で築約61年。京都タワー(1964年建築)より古い建物です。日本郵便京都駅ビル開発は、この『京都中央郵便局の建て替え』を計画しています。

「京都中央郵便局」の高さは約40m。商業施設とオフィスとホテルが入る14階建(高さ60m)に建て替えられ、地下はポルタと接続する構想があります。現在の高さ規制で建て直すと31mまでしか建てれないのですが、「都市再生特別地区」の認可を受け高さ規制を取り払う計画です。

1997年建築の『京都駅ビル』の高さは約60mですので、同じ高さになります。

京都中央郵便局の1階部分に大和ハウス工業の新築分譲マンション『(仮称)京都駅未来発進プロジェクト』が掲載されています。

京都駅西側、塩小路通のRinn

京都駅西側、塩小路通沿い。観光都市らしい華やかさは、まだまだありません。

塩小路通沿いにRinn Kyoto Station

運営は「レアル」という会社。コロナ前、鈴(rinn)という宿泊施設を京都で78施設を運営するまで急成長した会社でした。京町屋を次世代に残す取り組みが評価され、京都新聞で『レアル』の取材記事を見かけました。

株式上場をも狙う勢いでしたがコロナで民事再生に追い込まれました。

しかし北海道でホテルを展開する『ミキコーポレーション』がスポンサーとなり、見事復活。現在、京都においてホテル20棟・町家35棟の宿泊事業を展開中です。

塩小路アパート

京都駅の西側の「暗さ」を演出していたのが現在解体中の『塩小路アパート』

塩小路通と堀川通の交差点。

交通量の多い堀川通沿いに、廃墟のように長らく空っぽのまま建っていましたが、ようやく解体が始まりました。

1階路面の店舗がシャッターで閉ざされ幽霊アパートの雰囲気を長らくこのエリアに垂れ流していました。

UR都市機構 塩小路アパート解体工事。その隣には、「アドラスト」の看板。

アドラストは東京の会社で、不動産の分譲・再販・総合企画・プロデュースを事業としています。

どんな活用が行われるのでしょう。

隣接して北側には(元)安寧小学校跡地。

「新文化庁」移転候補地ともなった施設です。今後の展開がこちらも気になります。塩小路アパートとの一体の開発となれば面白いのですが、こちらの所有者は京都市ですので難しいと思われます。

「塩小路堀川」の北、堀川通の東側には、インバウンド向けの飲食店が1階に入っていたビル。コロナ禍で撤退となり長らく空いたままでしたが、「レ・コネクション」という会社が入りました。

コロナ禍を凌いだ『レ・コネクション』。宿泊事業では『紡tsumugi 』ブランドで京町家の宿泊施設を展開しています。

飲食事業としては京都駅東「塩小路高倉」で「紡 cafe」を営業しています。現在建設中2023年開校の『京都市立芸術大学』斜め前という期待感大の立地です。

堀川通に戻りまして西本願寺が見えてくる『七条堀川』

『七条堀川』の東南角は解体現場と「管理地」の看板と閉鎖している1階。一体の土地になりそうにも思える風景が見えます。

冬を迎えた「西本願寺」。そこから正面通を東へ進みます。

正面通を東へ。海外からの観光客が戻ればどのぐらい賑わう通りになるのでしょう。

デュシタニ京都・建設地

タイのラグジュアリーホテル、日本初進出の『デュシタニ京都』建設地です。この敷地は元々、植柳小学校跡地でした。

事業主は『安田不動産』で、京都市から60年の賃借として、家賃(年額)8146万円(月額680万円)で借りる契約となっています。147室。1室料金は5万円と言われています。

営業開始予定2023年9月30日となっています。

ラグジュアリーホテルが建設されるポテンシャルある立地だった「西洞院通」。まさかです。

そのまま東へ100mほど行くとブラッドピットに「人生で一番うまいコーヒー」と言わしめた『ブルームコーヒー』デュシタニ京都がオープンしたら訪日旅行者で溢れるのでしょうか。

コロナ前、京都駅周辺は宿泊施設の開業ラッシュが起きていて、京町屋が大化けした価格で取引されていました。

こちらは先程のレ・コネクションの「紡 七条鍵屋町」。京町屋一棟貸しです。楽待で現在販売中。※2022.12.18現在

こちらは先程ご紹介したレアル運営の「鈴 プレミアム 飛雲Ⅱ』

近隣で中古戸建てが販売されていました。土地15坪・3階建・築25年以上が4500万円ほどで販売されていました。坪300万円。宿泊不動産バブルが中古戸建の売主の相場感覚を押し上げています。

こちらはコロナ前、宿泊施設だった建物ですが賃貸マンションになっていました。

コロナ前は、一世風靡した「ジャパニングホテル」でしたが賃貸マンションに用途変更されました。ホテル時代の運営は時代の寵児「ガーネット」でした。

「時代の寵児」という響きが最高に似合う会社「ガーネット」でした。

すぐ南の七条通沿いに「ガーネット」の収益用地。あちこちで「ガーネット」の収益用地を見かけるようになりました。アフターコロナも見逃せない会社です。

京都駅東の高倉通には『ガーネット』の本社ビルがあります。もちろん自社ビルです。

本社ビル前の高倉通のその先には『京都市立芸術大学』が移転建設中です。

七条通は新しいお店が増えてきました。新たに新築された賃マンの1階に日本酒販売/立ち飲み併設SiZUK-サケノシズク。この12月オープンしたばかりです。

烏丸七条のパチンコ「KING」跡地には『ドン.キホーテ』オープン。

西側のタワーパーキングの行く末が気になります。

京都駅東へ

京都駅の東。ドラッグストアの閉店ばかり続いていましたが久しぶりにダイコクドラッグがオープンしました。

その北側には今年9月末に閉鎖した『メルパルク京都』。1999年建築です。

メルパルクを所有するのは、日本郵政の子会社日本郵政不動産(東京都千代田区)です。

売却に動いているのでしょうか。

烏丸七条を東へ。

コロナ前は角のビルに2階にドラッグストアが入っていましたが、今はトレカ店です。

勝牛の前に久しぶりに行列ができていました。

世界展開も始めていますので、注目の会社です。

こちらの酒場「へそ」

賑わってきました。

とはいえ「テナント募集」

隣も「テナント募集」

ホテルが2棟建設され武富士の呪いが解けた京都駅東。下京区材木町

「地面師への注意喚起看板」が消え地面師たちはもういなくなってしまったのでしょうか?残された駐車場の敷地はどうなるのでしょうか?

京都タワーの東、建物に囲まれた一角、エアポケットのようにぽっかりと開いた更地。何も標識は設置されていません。


更地の奥は建築当時(2002年)より大幅に資産価値を上げた「パデシオン京都駅前」。当時の坪単価は@125万円。現在は@240万円。物件価格の騰落率は150%〜200%でしょう。

2023年に移転開校する京都市立芸術大学

塩小路高倉には2023年に移転開校する京都市立芸術大学。生徒数約1200人。

この人口減少の『崇仁エリア』(1300人ほど)が若者たちの流入でどう変化していくのか。

京都市立芸大移転用地隣接の市有地を民間で活用

そして、建設中の京都市立芸術大学の南側、高倉通を南へ。

いつも大人気の「たかばし」。京都のレジェンドラーメン。

この行列に「京都市立芸大生」とコロナ後の「訪日旅行者」が加わるのです。すでに京都市民には近寄られない幻のラーメン店になってしまっています。

京都市立芸大の南側、

隣接する4000㎡の京都市の市有地。

文化や芸術を生かした街づくりのため民間の活用アイデアを募り2~3年後から民間に提供し、50年程度の定期借地による貸し付けか売却を想定しているとの事です。財政難の京都市が25年度までの4年間で市有地の売却や貸し付けで100億円の財源を捻出する目標を掲げており、今回の事業もその一環のようです。民間からどんな文化芸術拠点アイデアが出てくるのでしょうね。

京都新聞(2022.6.16)には

市有地は原則、賃借を予定している。

とありましたが、原則は破られるものですので「売却」の可能性もありそうです。

すぐ南にはJRの線路が走っています。

ラーメンの聖地「たかばし」へ続く高倉通が芸術のストリートになるかもしれません。

ラ・アトレ レジデンス京都/ラ・アトレ
(仮称)京都駅未来発進プロジェクト/大和ハウス工業

塩小路通を挟んで北側はいまだ活用されていない土地が広がっています。

「るてん商店街」が見えます。

そんなエリアの北側、『河原町七条』の西、七条通沿いに新築分譲マンション計画地があります。左側のバリケードです。(右側はラ・アトレのマンション)

『(仮称)京都駅未来発進プロジェクト

河原町七条西という立地。住所は下京区材木町

京都市下京区七条通間之町東入材木町473番の1、475番2

・敷地面積509.32㎡(154.06坪)

・10階建

・46戸

・建築主/大和ハウス工業

謎なのは・・・事業主/大和ハウス工業、売主/ヤマイチ・ユニハイムエステート

この「事業主」と「売主」の違いを教えていただける方、DMください。

公式HPより

JR「京都」駅徒歩9分、地下鉄「京都」駅徒歩6分、京阪「七条」駅徒歩6分。JRが意外に遠いのですね。

販売開始予定時期は2023年2月下旬です。

(仮称)京都駅未来発進プロジェクト』をもっと知りたい方はこちらから

東側のバリケードは『ラ・アトレ』の新築分譲マンション

ラ・アトレ レジデンス京都

間取りは1LDKのみ。

販売開始は2023年5月中旬からです。

ラ・アトレ レジデンス京都』をもっと知りたい方はこちらから

「河原町塩小路」の交差点からの「京都市立芸術大学」

そのまま塩小路通を東へ進むと移転する『京都市立 銅駝美術工芸高等学校』。移転に合わせ名称を「京都市立美術工芸高等学校」に改称します。

建物が取り壊され空き地が広がる京都駅東エリア。京都タワーはすぐそこに見えます。

京都駅南へ

京都駅八条口。

ホテル建設ラッシュは終わり、八条通沿いはオフィスビルの計画が増えています。標識を見ても「事務所」「事務所ビル」とあります。

松原興産がオフィス計画です。

カラオケBB跡地はテナントビルに。

「テナント募集中」です。

解体中の「京都市上下水道局」

八条通より南、竹田街道沿いの「京都市上下水道局」解体工事です。こちらの行く末も気になります。

その解体中の水道局の南側に廃校となった「山王小学校」があるのですが、一体として何か開発が行われるのか、こんな記事を見つけました。

北陸新幹線は敦賀までほぼ工事が完了し、大阪へは小浜経由で京都市に入り市街地外縁部から地下トンネル(約10㎞)で入ってくるが北陸新幹線京都駅が何処になるのか。

現在の京都駅の下に北陸新幹線京都駅を作るには大変な費用がかかるだろう。巷間言われているのが、現在解体に着手した「京都市上下水道局庁舎跡地」と南側の「京都市立山王小学校敷地」が最有力と言われている。

 kyoto-seikei    http://kyoto-seikei.com/hp/2022/07/26/京都市上下水道局:旧本庁舎解体着手・大林組!/

(元)山王小学校跡地。

京都駅東、八条通沿い『ホテルセントノーム京都』跡地。

『ジェイアール東海不動産』が取得しました。

HISの「変なホテル」、コスモスイニシアの「MIMARU」ホテル、大和ハウスのホテルがズラーっと建ち並ぶ八条通、分譲マンションが建つことはないのでしょうか?

そのホテル群の隣には、コロナで出鼻を挫かれましたが次なるインバウンドを狙うアイリッシュパブ。

八条通を挟んで向かい(北側)の空っぽの市営住宅はどんな活用がされるのでしょう。京都駅はもう目の前なのに未活用地が至るとこにあるのが京都駅周辺のポテンシャルです。

アート集団『チームラボ』によるアートミュージアムやギャラリーが東九条に

河原町八条

河原町通沿い、ホルモン店の南側に更地が

『日商エステム』9階建148戸のマンションでした。オーナーズマンションでしょう。

「(仮称)エステムプラザ南区東九条西岩本町」

『日商エステム』は河原町八条東でも計画地を持っています。

『(仮称)エステムプラザ京都市南区東九条東岩本町』・11階建・50戸

この日商エステムのマンション計画地の南側にはアート集団『チームラボ』によるアートミュージアムやギャラリーが計画されている土地。

米国発の体験型アートセンター「Superblue Kyoto(スーパーブルー 京都)」が開設される北側のの敷地。

南側がチームラボ。少し前に『エヌ・ティ・ティ都市開発』の名前が記載された標識が設置されていましたが無くなりました。

京都市はアート集団「チームラボ」を代表として設立した『京都東南部エリアプロジェクト有限責任事業組合』との間で60年間の定期借地権設定契約を締結しました。賃料は年額4000万円

そこから南へ、『東九条マダンセンター』

須原通を挟んで向かい(西側)にバリケードの土地が。

【PARK  E9 KYOTO】によるアートスタジオ・ベーカリー・カフェ・売店・イベントスペース含めた複合施設が計画されています。

隣接する公園と一体での「南岩本公園再整備事業」となります。

河原町通に出ると、コロナ禍の開業だった『hotel MONday Premium 京都駅東九条』をリブランドした『チサン プレミアム 京都九条』2022年9月1日開業です。

京都駅南、高さ規制緩和

京都駅南側は大通り沿いの高さ規制が緩和される見通しです。

京都駅南側では企業の研究施設などの立地を促す。大通り沿いの高さ制限を現在の20~25メートルから31メートルに引き上げてビルなどを供給しやすくする。らくなん進都と呼ぶ南部の工業地域では容積率を現在の400%から最大1000%に上げてオフィスなどを設けやすくする。

日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF170P40X11C22A0000000/

京都ならではの新たなオフィス・ラボ機能の集積地をダイナミックに形成するため、働く場や、そこで働く人の利便につながる機能の誘導に向けた用途地域、容積率、高度地区等の見直しを行います。

京都市HPより

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください