2021年6月23日 京都新聞 記事より引用
「チームラボ」と協定 京都市・東九条市有地貸し付け
文化施設整備 来春正式契約へ
京都市は22日、京都駅東南部の南区東九条地区にある市有地の活用に関し、クリエーター集団「チームラボ」を代表とする有限責任事業組合と、ミュージアムを含む複合文化施設の整備に向けた協定を締結した。施設は2024年度に完成する予定という。市は、市立芸術大(西京区)の下京区崇仁地域への移転計画に合わせ、近隣にある東九条地区の市有地を活用する事業者を昨年度に公募し、同組合を選んだ。市有地は八条通に近い2区画の市有地計約6600㎡で、貸付料は年4000万円、期間は60年を予定。今回、来春結ぶ正式な契約まで円滑に協議を進めるために協定書を交わした。
同組合の計画では2区画のうち、南側の約5100㎡にチームラボの作品を展示するミュージアムやカフェを設ける。北側の約1500㎡には世界的な現代アート団体「スーパーブルー」の展示施設や地域住民や学生が利用できる市民ギャラリーを開く。
京都駅の東南部にアートミュージアム、アートセンター、市民ギャラリー、カフェ等ができます。
新たな体験型アートセンタ—「Superblue Kyoto」 ※画像はプレスリリースより引用
クリエーター集団、teamLab / チームラボとは
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、 サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、 学際的なウルトラテクノロジスト集団。
https://www.teamlab.art/jp/
京都では2018年『下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ』を開催しました。私も実際に参加し体験型アートを体感しました。
デカい風船とライトがあるだけで何か別世界に連れて行かれます。
こういうアートは厳かな寺社仏閣であればあるほど合いやすいかもしれません。
チームラボ株式会社 代表取締役/猪子 寿之(いのこ としゆき、1977年4月15日 )
イケメンです。東京大学工学部計数工学科卒業です。ウィキ
※写真はTwitterアイコンより
現代アート団体、Superblueスーパーブルーとは
公式HPはこちらです⇒https://www.superblue.com/
Superblueは、米ニューヨークを本拠地とするメガギャラリー「Pace Gallery(ペース・ギャラリー)」のCEO(最高経営責任者)らと、ローレン・パウエル・ジョブズ氏が率いる社会活動団体「Emerson Collective(エマーソン・コレクティブ)」を創立パートナーとして立ち上がった、体験型アートに特化した新事業だ。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00585/062200103/?P=2
本プロジェクトのパートナー企業として
京阪ホールディングスの名前があります。
■本プロジェクトの遂行体制
チームラボを代表として、京都・大阪に根差した複数のパートナー企業と共同で本プロジェクトを遂行します。パートナー企業には、京都新聞ホールディングス、京都放送、エフエム京都の京都の主要メディア企業、関西圏のテレビ局である読売テレビと朝日放送テレビ、「ひらかたパーク」を運営する京阪電気鉄道の持株会社である京阪ホールディングスが参加します。さらに、市民ギャラリー等、地域の活動拠点の運営には、京都市内でまちづくりや地域コミュニティづくり、産業育成等の取り組み実績があるパートナー企業として、京都信用金庫、京都中央信用金庫、NTT都市開発にもサポートいただきます。
※画像はPRより引用
南区東九条地区にある計画地へ
梅雨時の京都駅南、塩小路高倉からの京都タワー。
塩小路通
京都市立芸術大・新キャンパスのバリケード。令和5年度に新キャンパスがオープンします。
河原町通沿いにバリケードが続いています。
「河原町八条」交差点の新と旧。
こちらは楽天のホテル
Rakuten STAY Kyoto Station
南に下がると
見えてきたのは
インバウンド前、誰も東九条に見向きもしなかった時期2012年にホテルを開業したアルモントホテル京都。先見性がありますね。
河原町通から東へ入ります。
ホテルを閉館した京都クリスタルホテル1
ホテルの向こう、フェンスの更地が道の両サイドに見えてきます。
道の南北に敷地が現れます。こちらにアーミュージアム等が建設されるのです。
北側の市有地A(所在:京都市南区東九条東岩本町15番3,登記簿面積:1,486.97㎡)
現代アート団体「スーパーブルー」の展示施設や地域住民や学生が利用できる市民ギャラリーになります。
南側の市有地B(所在:京都市南区東九条東岩本町19番1,21番5,25番21,登記簿面積:5,093.67㎡)
チームラボの作品を展示するミュージアムやカフェが設けられます。
京都駅からこんなに近い場所ですが、未利用地がたくさんあるのが東九条なのです。
近年のインバウンドで京都駅から近い東九条のポテンシャルがやっと見直されました。宿泊施設が至る所で建設され訪日旅行者が街に溢れました。駅近なのに割安だった土地価格が一気に上昇しました。
南側には宿泊施設の標識が設置されている土地があります。
河原町通に接している砂利パーキンの敷地です。コロナ禍で攻めあぐねている感じがします。
東九条街とアートがまだまだしっくり来ない部分もありますが、施設ができればガラッと雰囲気が変わりそうです。コロナ禍がおさまり訪日旅行者がまた京都に帰ってきて、京都市立芸大の新キャンパスが令和5年度にオープンすればアートな若者も流入し、一気に東九条の街がアートな最先端な街になるかもしれません。
近辺を歩くとまだまだ昭和の匂いが残されています。
スーパーの跡地が何とも言えない侘しさとせつなさを感じさせます。
鴨川の近くには真新しい宿泊施設ができていました。
THEATRE E9 KYOTO
その鴨川沿いを南に下がると
2019年6月22日に開館した一般社団法人 アーツシード京都が運営している京都府京都市南区にある劇場「THEATRE E9 KYOTO」があります。
複雑に絡み合った京都の地域性、あらゆる壁を打ち壊すのはアートしかありません。東九条に縁の無かった人達が集まり始めました。
鴨川側に上がると、映画「パッチギ!」の舞台にもなった東山橋が見えます。
余談ですが、ここは隠れ桜スポットであります。
写真は満開前でしたが素晴らしい桜が鴨川沿いに続いています。
この春、私はE9前で、Superblueではなく、正義のヒーロー「ゴミブルー」に出会いました。
赤も緑もピンクもいない、全員ブルーなのです。「全員青い」
ブルー色がこの街を変えて行きそうな気がします。
この背中が東九条の平和を現しています。
東山橋からの桜です。
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