「京都市立芸術大学」隣接地の京都新聞記事
京都新聞 2023.9.26 記事/冨田芳夫
京都市立芸大 移転隣地
仏料理学校や企業ラボ
交流拠点に
活用業者に京信・龍大・大ガス都市開発
市「次の担い手、活躍を」
西京区にある市立芸大は10月1日、京都駅東の下京区河原町通塩小路下るに移転・開校する。
計画によると、建物は地上8階建て(延べ約1万3000㎡)。1〜2階にはフランス発祥の世界的料理学校「ル・コルドン・ブルー」が入り、生徒たちがフランス料理を中心に学ぶほか、龍谷大と連携して食文化の発信にも取り組む。同階は京都信用金庫がスタートアップ支援の窓口やシェアオフィスとしても活用する。また1階には、コレクター向け倉庫を貸し出す寺田倉庫(東京都)の若手芸術家向けアートギャラリーが入る。
3〜4階は龍谷大が活用し、ITやテック企業に向けたラボが設けられ、貧困や環境問題などを解決する事業を研究するセンターも入る。
5〜6階は入居者同士が交流するキッチンなどを備えた学生寮となる予定で、7〜8階は若手アーティストらが入居できる交流型賃貸マンションになるという。
京都市が土地を貸し付け、期間は60年間。貸付料は年間2470万円の予定。市は11月中に3者と基本協定を締結する予定で、2027年度中の開業を見込む。
京都駅前のオフィスがホテルに
京都駅前の京都タワー。
京阪ホールディングス(HD)は2030年度以降にタワー部分は現状のまま残し、タワーの下にあるホテルや商業施設が入るビルを改築するなど再整備を検討しています。
京都タワー前の塩小路通を東へ。
『ドコモショップ京都駅前店』はイオンモールKYOTOへ移転しました。
その隣に立つ入り口に「M`s hotel」、『エムズ京都駅前ビル』
元々はシェアオフィスとコワーキング スペースの機能を有したオフィスビル、2階にはM’s KYOTO Information Centerが入っていました。
京都の玄関口、京都駅地下 A5 番出口前という立地です。
「管理物件」テナント募集中でしたが、隣に「旅館業の計画の概要」標識が設置されています。
(仮称)ホテルエムズ京都駅前
延面積1200.32㎡のうち旅館業の用に共する部分は877.21㎡。営業開始予定は2023年12月末
目の前には
2022年10月にオープンした「ダイコクドラッグ」。コロナ禍、久しぶりのドラッグストアの開業でした。
その南側の建物は2022年9月末に閉鎖した『メルパルク京都』
この駅前一等地、どんな活用がされるのか気になっていたところ
日本経済新聞(2023.9.17)にはこんな記事が。
日本郵政は東京23区や全国の主要都市に大型郵便局や社宅などの不動産を保有する。このうち大型再開発の候補地として20ヶ所を定め、順次着手する。
東京都港区や京都市ある「メルパルク」や、横浜中央郵便局(横浜市)も候補とする。
不動産事業を郵便、金融に次ぐ新たな収益の柱に育てる。
いよいよ10/1移転・開校『京都市立芸術大学』
さらに塩小路通を東へ
オシャレなTsumugi Cafeの向こうに見えてきました。
「高倉塩小路」の交差点、東南側に
『京都市立芸術大学』
眩しい。
案内図です。
校舎の間。
東側からのアングル。
京都タワーはもうそこです。
河原町通側。
『京都市立芸術大学』南側の隣接地へ
芸大横の高倉通を「たかばし」の方へ向かい進みます。
京都ラーメン界のパワースポット通称『たかばし』が見えてきました。
左が「本家第一旭」、右が「新福菜館本店」。いつも行列が長いのは「本家第一旭」ですが、「新福菜館本館」は2階があるため行列ができにくいと聞きましたが。
電車の高架にむかって、高倉通が坂になっています。進みます。
見えてきました、校舎の裏側に更地が。
JRの線路に隣接しています。京都に入ってくる電車の玄関口になります。
ひっきりなしに電車や新幹線が通り抜けて行きます。
『鉄道が見える鉄道ファン向けのスタバ』と『ラーメンミュージアム』という活用を私は考えていましたが実現しませんでした。
地上8階建の複合施設が建設されます。ここから新しい『何』が生まれるのか。
古びた市営住宅が建ち並んだ崇仁の面影はもうありません。
ラーメン店の行列がどんどん長く伸びていく未来ははっきり見えます。ますます京都市民には「たかばし」が遠い存在になりそうです。
河原町七条の市有地売却
京都市立芸術大学の前の塩小路通。芸大の向かいを見てみましょう。
京都駅東が全く注目されていない頃から、ここにお店がある『京都デニム』。いよいよ時代が来たようです。世界よ注目せよ。
崇仁で現在唯一残る 皮革専門店の『西川屋商店』
お好み焼きに中華料理。
『るてん商店街』には新たなお店が
学生向けというより旅行者向けのお店でしょうか。
京都伝統工芸 体験
河原町通沿いには「靴のマウンテン」
「河原町七条」下る、河原町通沿いのこの市有地が売却されています。
土地720.69㎡(218坪)で最低売却価格7億2790万円〜
坪単価@333万円〜
●本市有地の概要
所在地:京都市下京区郷之町16番
敷地面積:720.69㎡
公法上の規制等
・商業地域(建ぺい率80%、容積率600%)
・31m 第1種高度地区
・防火地域
・沿道美観形成地区
・屋外広告物:沿道型第5種地域
・高度利用地区(京都駅周辺A地区)●売却条件
⑴ 活用計画
ア 将来構想の実現に資する活用
若者、子育て世帯をはじめとする定住人口増加への対応と併せて、地域で暮らす誰もが安心して住み続けられる機能が求められており、生活を支える商業・医療・福祉・業務などの機能の充実に資する計画
イ 地域のまちづくりへの貢献地域との交流促進や、地域防災への協力など、地域のまちづくりに資する計画
ウ 地域経済の活性化新たな雇用の創出、市内事業者の活用など、地域経済の活性化に資する計画
エ 都市の成長戦略への貢献令和3年8月に策定した「行財政改革計画」に掲げる「都市の成長戦略」に資する計画⑵ 予定価格(最低売却価格)¥727,900,000-
⑶ 活用計画の履行
京都市HP
所有権の移転後は、速やかに活用計画を実施し、所有権の移転の日から起算して10年間は、本物件を活用計画に基づいた利用に供し、本市の承諾を得ずに所有権の移転及び使用収益権等の設定をしてはなりません。
奥に見える建設現場は新築分譲マンションです。
売却地はの南には公園があります。
七年ぶり、七条通に建ち並ぶ新築分譲マンション2棟
七条通に7年ぶりの新築分譲マンション
『ラ・アトレ レジデンス京都/ラ・アトレ』
より詳しく『ラ・アトレ レジデンス京都/ラ・アトレ』を知りたい方はこちらから
東隣は『ユニハイム京都七条通/大和ハウス工業、ヤマイチ・ユニハイムエステート』
より詳しく『ユニハイム京都七条通/大和ハウス工業、ヤマイチ・ユニハイムエステート』を知りたい方はこちらから
街は東へ、『チームラボミュージアム京都』
さらに東へ
こんなにかっこいい交差点はそうない「河原町七条」
来るたびに建物がまた一つ無くなって行きます。
京都タワーはすぐそこなのに、以前ならとてつもない心理的距離が相当ありました。
もう二度と見れない風景かもしれません。
須原通には解体の波が押し寄せています。
京都ラガーマンの聖地「中華料理 清華園」の向かいは解体が始まりました。
「かどや」が街から無くなりました。
向かいには「京都市立銅駝美術工芸高等学校」から名称変更した『京都市立美術工芸高等学校』。今年4月に移転開校です。
須原通、高架をくぐると
「糸ちゃん」を越えて
銘店です。
須原通沿いにバリケードが現れます。
南側は『チームラボミュージアム京都』
5階建、高さ22.93m
北側は米国発の体験型アートセンター「Superblue Kyoto(スーパーブルー 京都)」が計画されています。
須原通の東側のバリケードは多分、賃貸マンション。
『東九条マダンセンター』前には
バリケードが見えます。
『南岩本公園再整備事業』契約候補事業者が「PARK E9 KYOTO」から『PARC共同企業体』へ変更されました。
「PARK E9 KYOTO」の辞退理由
・資材費高騰等により、投資額が想定より大幅に増加した。
https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000314068.html
・このため、事業計画の見直し等、コストカットを検討したが、事業継続の見通しが立たなくなった。
・また、複数の協力事業者との更なる連携を模索したが、協議が整わなかった。
全てはここからでした。
THEATRE E9 KYOTO
街が始まります。
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