今週の不動産広告をチェックしていると
ゲストハウス用としてよく売れていると聞く
京町家が出てます。
土地20.08坪ですので
坪388万円!!
いったいどんなものか見に行きました。
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寒風吹きすさぶ御池通。
夜ともなればなれば
また一層美しくなる御池通。
しかし
人通りの少なさが京都ですね。。。
そして
衣棚通を上がります。
京都の厳しい景観法の中
よく建てられたなと思える建物。
モアイでしょうか??
そんな奇抜な建物の少し北に
ありました。
のぼりが建てられ
売り物件と貼られた
『京町家』が。
いまいち
「京町家」の定義がわからないのですが、
茶色の土壁が白壁だったらより風情がでそうですが。
実際の物件を見ながら
改めて広告を見てみます。
実際に住むと考えれば
ありえない物件です。
(京都好きならセカンドとして道楽で買うかもしれませんが)
でも
価格さえ合えば今
「京町家」はかなり売れていると聞きます。
売り物件の向いは
今流行の宿泊施設です。
宿泊予約サイト
Booking.comにも掲載されています。
かなり良い口コミが書かれていますね。
ペット可なのが嬉しい!!
この
御池通よりも以北
烏丸より西のエリア、
ここ最近
スクラップ&ビルドが進み
旅館業の建築白看板も
かなり見かけるように思えます。
少し歩き回るだけで
建築現場や
売土地。
旅館業の建築看板が掲げられた家。
建築中のホテル。
管理の看板が掲げられた土地。
今後どうなるかが気になる
閉鎖された中京変電所。
良い売れ行きで
見事完売した
ゼロコーポレーションの新築分譲マンション。
建築中の
賃貸マンション。
更地。
またまた旅館業の掲げられた
京町家。
三井不動産のホテル計画地。
またまた
旅館業の看板。
「大京」の新築分譲マンション計画地。
23戸予定。
かなり前に閉店した
伝説の銘店
「すき焼きラーメンの店 ちいふ」
は相変わらずそのままです。
そして
そして
本日一番の注目ポイントは
この一軒の京町家。
前にはトラックが停まっています。
トラックのむこうに
建築白看板が見え
覗き込んでみると
『ワコール』と書いてあります。
あの
ワコールです。
あの「ワコール」が
宿泊事業を始めようとしているのです。
「ここであったのか」と
感慨深い想いで立ち尽くしました。
何故なら
今年6月の京都新聞で
こんな記事を目にしていたのです。
『ワコール 町家宿泊参入
来春開業、5年後50施設に』
下着大手のワコールは
京都市内で町家や古民家を活用した
宿泊事業に参入する。
来年4月に2・3店舗を開業し
5年後には50施設にまで増やす計画だ。
物件は所有者から賃借する。
子会社のワコールアートセンターと連携し
歴史的価値に配慮したデザインを
内装などに取り入れて改修。
旅館業法の簡易宿泊所の認可を取る。
一棟まるごと貸す方式で
女性をターゲットに据える。
5年後に売上高約10億円を目指す。
京都のビジネスで
今すぐ利益を確実にあげれる事業は
この宿泊事業しかないのでしょう。
また
7月にはこんな記事もありました。(同じく京都新聞)
『京のホテル 異業種続々
カタログ通販、飲食、アパート賃貸
全国から参戦 市場過熱』
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