日本経済新聞記事。
『世界の都、世界を魅了
観光、質向上へ整備急ぐ』
《宿泊税と民泊規制》
導入時期2018年10月めど
成立した宿泊税条例の課税額は
宿泊料金が1人1泊あたり
・2万円未満の場合で200円
・2万円以上5万円未満で500円
・5万円以上で1000円
年間45億6000万円と見込む税収については
観光インフラの整備などに充てる方針だ。
16年の観光客満足度調査によると
京都を訪れた日本人観光客の15%が
残念な点として市内の混雑ぶりを挙げた。
京都市の16年の観光客数は
前年比3%減の5522万人と
7年ぶりにマイナスとなった。
16年の宿泊客数は1415万人と
過去最高を記録し
ホテルや旅館は不足が続く。
違法な民泊を取り締まる半面
町家の一棟貸しなどについては
規制を一部免除するなど
優遇策を設ける方針だ。
『京都駅ビル20周年
伊勢丹&ホテル共に改装』
駅周辺の再開発が続く
開業20周年を迎えたJR京都駅ビルに入居する
百貨店「ジェイアール京都伊勢丹」が
大規模な改装に乗り出す。
2015年度の
東海道新幹線の京都駅の乗車人数は1356万人と
5年前に比べて約200万人増えた。
『関西を訪れる外国人客は
東京から新幹線を利用するのが一般的。
玄関口となる京都駅は商機がある』
京都市と連携協定を結んだ旅行サイト大手
エクスペディアホールディングスの
マイケル・ダイクス社長は語る。
(下記は以前の京都新聞の記事)
京阪ホーディングスは
駅北側にある京都タワーの下層部分を4月に改装し
商業施設「京都タワーサンド」をリニューアル開業した。
3月に
「京都タワーホテルアネックス」を改装開業したほか
駅北側にも
19年にホテルを改装開業する。
(京阪グループのフラッグシップホテル『THE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンドキョウト)』)
駅南側で18年秋に
230室程度のホテルを開業する。
JR西日本グループは
20年をめどに京都駅直結の
「ホテルグランヴィア京都」を全面改装する。
投資額は40億円。
あわせて駅南側に
計900室の規模のホテルを新設する。
『観光消費額1兆円達成
満足度が1番、数は次
京都市長 門川大作氏』
京都の観光の源泉には景観のすばらしさ
1000年を越える文化や伝統産業
豊かな自然や食文化などがある。
これらはいずれも危機的な状況にある。
後継者の育成が急務だし
充分に魅力を味わってもらうための観光を整備するには
年100億円の投資が必要だ。
古い町並みを守るために
建物の高さを制限している京都市では
固定資産税が上がらない。
市民も大学生が多いため
観光消費は活発になっても
税収は伸び悩んでいるのが実情だ。
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