2020年9月30日掲載
京都新聞朝刊記事より引用
基準地価3年ぶり下落
全用途マイナス0.6%
コロナで失速
府内商業地0.4%増
国土交通省が29日発表した7月1日時点の都道府県地価(基準地価)。京都府が今年7月1日まで1年間の地価の値動きを半年ごとで比べたところ、新型コロナウイルスが感染拡大した後半は観光地を中心に大きく下落していることが分かった。感染拡大前は上昇傾向で、コロナ禍が地価を大きく変動させている状況が浮き彫りになった。
商業地では、祇園界隈の京都市東山区新門前通大和大路東入ル西之町の地点が前半に9・2%上昇したが後半は10・1%も落ち込み、全体でマイナス1・7%だった。外国人に人気の伏見稲荷大社にほど近い伏見区深草稲荷御前町の地点は、前半のプラス5・9%を後半の8・3%下落が打ち消してマイナス2・9%となった。
新型コロナ前後で地価が大きく変動した主な地点
※数字は%。基準地価と公示地価の共通点で、「前半」は昨年7月1日〜今年1月1日、「後半」は今年1月1日〜7月1日の価格変動をみている。「年間」は昨年7月1日〜今年7月1日までの変動率。▲は下落。
●京都市東山区新門前通大和大路東入ル西之町
●京都市東山区四条通大和大路東入ル祇園町北側
●京都市伏見区深草稲荷御前町
●京都市南区西九条川原城町
●京都市西京区樫原山路
実際の現地と地図を見てみましょう!
●京都市東山区新門前通大和大路東入ル西之町
祇園 白川筋
巽橋
辰巳大明神の北側の
町家が建ち並ぶ新橋通
その1本北側の通り
新門前通。
西之町町式目
西之町の決まりごと/命令です。
●京都市東山区四条通大和大路東入ル祇園町北側
石畳の花見小路は
祇園町南側になります。
その反対側、
四条通の北側、大和大路通の東側
水曜日の定休日も重なって
シャッター商店街のようです。
●京都市伏見区深草稲荷御前町
JR稲荷駅前の大鳥居
インバウンドの跡形も
なくなりました。
新たなドラッグストアが
オープンしています。
ここは世界が目指す京都、
次のインバウンドは必ず来ます。
このあたりは
お祭り騒ぎだったんですよ、昨年の今頃は。
まさに
コロナで失速
●京都市南区西九条川原城町
近鉄東寺駅 西側
東寺との間ですね。
ちょうど映画館、
京都みなみ会館のあたりです。
●京都市西京区樫原山路
(写真は後日撮影です)
前半2.3%上昇、後半は2.2%下落、
年間でプラスマイナス0という
ジェットコースターのような地価の変動は
何があったのでしょうか?
Googleマップで見る限り普通の住宅街に見えますが。。
同じく
同日京都新聞 記事より引用
府内基準地価
住宅上昇率、大幅縮小
京都市中心部 上位変わらず
商業地では、前年の上昇率が41.9%で1位だった京都市東山区四条通大和大路東入ル祇園町北側がプラス4.5%と急ブレーキがかかり4位となった。
それでは堂々の1位の現地を見て行きましょう!
京都府内の『住宅地』価格1位
●京都市上京区室町通下立売上ル勘解由小路町
住宅地の上昇率も商業地と同様に、前年のプラス13.8%〜7.2%が同3.2%〜3.0%と縮小した。
価格のトップ5は前年と全く同じ。1位は上京区室町通下立売上ル勘解由小路町の64万円(同3.2%)で10年連続で最高額となった。
10年連続で最高額
京都御苑
下立売御門の西、
烏丸通
平安女学院・東西に伸びる下立売通の北側が
勘解由小路町です。
2002年に建築された
御所西勘解由小路アーバンライフがあります。
京都府内の『商業地』価格1位
●京都市下京区四条通柳馬場西入ル立売中之町
価格では、下京区四条通柳馬場西入ル立売中之町が1㎡当たり680万円(前年比プラス4.6%)で7年連続で1位。前年より30万円下がった
スターバックスコーヒー京都四条通ヤサカビル店
7年連続で1位
西にアップル京都のビルが見えます。
京都府内の『住宅地』上昇率1位
●京都市上京区室町通下立売上ル勘解由小路町
前述していますので地図等省略です。
価格・上昇率ともに1位です。
京都府内の『商業地』上昇率1位
●京都市中京区烏丸通四条上ル笋町
四条烏丸上ルです。
大垣書店・マクドナルドのあるあたりです。
上位の顔ぶれは変わらずという事で
京都が燃え上がっていた頃の
2019年と2018年の過去記事ご参照下さい。
2019年
2018年
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